北海道千歳市リハビリ病院 筋力と筋肥大について
(2020年7月 6日 16:09)
こんにちは!
外来リハビリチームです。
本日は前回のテーマ(運動量)に関係する、
「運動はどのくらいの期間続ければ良いの?」です!
https://www.hokusei.or.jp/hokuman/2020/07/post-219.html
(↑前回のブログはこちらをご参照ください。)
患者様からも一般の方からも多く質問いただくものになります。
どのくらいの期間運動を続けると筋肉がつくのか?
といったことはリハビリでの目標の1つの目安となりますし予防といった面にも関連してきます。
期間を提示する前に1つ整理しておくことがあります。
筋力と筋肥大です。
筋力とは実際に発揮できる力です。
筋肥大は見た目に太くなっているかということになります。
筋力トレーニングを開始してすぐは、脳が筋肉に「沢山働きなさい!」と命令するので
重たい物も持てるようになります。
もっとわかりやすい例としては、重たいカバンを背負った後にカバンを下ろして歩くと
身体が軽く感じるかと思います。
これは脳が神経を通じて筋肉に沢山働きなさいと命令した結果、
一時的に大きな力が出せる状態となります。
しかし日常で重たい物を持たなくなるとすぐに筋力も元に戻ってしまいます。
これは一時的な筋力アップ(神経因性の筋力向上)と言われており、筋肉は太くなりません。
どのくらいの期間運動すれば筋肉が太くなるかは様々な文献からの報告がありますが、
おおよそ6週間以上続けることで筋肉が肥大してくると言われています。
注意点ですが6週間運動を続けて以前より筋力がついたと油断して運動習慣がなくなってしまうと
1週間で10%筋力が低下してしまうことや1,2ヶ月の安静で筋力が半分になってしまうといった報告があります。
なので1週間以上運動を休まない事も自己管理としては必要になってきます。
本日のまとめです。
①筋力をつけようと運動する場合は目標として6週間以上続け
②その後も1週間以上は休まないようにする事です。
強くなるまでは期間がかかりますが休むとすぐに弱ってしまう特徴がありますので頑張りましょう!
参考文献
中村隆一 他 基礎運動学 医歯薬出版株式会社
藤田英己 他 筋力増強が筋力、身体組成、及び筋組織厚に及ぼす効果
こんにちは!
外来リハビリチームです。
本日は前回のテーマ(運動量)に関係する、
「運動はどのくらいの期間続ければ良いの?」です!
https://www.hokusei.or.jp/hokuman/2020/07/post-219.html
(↑前回のブログはこちらをご参照ください。)
患者様からも一般の方からも多く質問いただくものになります。
どのくらいの期間運動を続けると筋肉がつくのか?
といったことはリハビリでの目標の1つの目安となりますし予防といった面にも関連してきます。
期間を提示する前に1つ整理しておくことがあります。
筋力と筋肥大です。
筋力とは実際に発揮できる力です。
筋肥大は見た目に太くなっているかということになります。
筋力トレーニングを開始してすぐは、脳が筋肉に「沢山働きなさい!」と命令するので
重たい物も持てるようになります。
もっとわかりやすい例としては、重たいカバンを背負った後にカバンを下ろして歩くと
身体が軽く感じるかと思います。
これは脳が神経を通じて筋肉に沢山働きなさいと命令した結果、
一時的に大きな力が出せる状態となります。
しかし日常で重たい物を持たなくなるとすぐに筋力も元に戻ってしまいます。
これは一時的な筋力アップ(神経因性の筋力向上)と言われており、筋肉は太くなりません。
どのくらいの期間運動すれば筋肉が太くなるかは様々な文献からの報告がありますが、
おおよそ6週間以上続けることで筋肉が肥大してくると言われています。
注意点ですが6週間運動を続けて以前より筋力がついたと油断して運動習慣がなくなってしまうと
1週間で10%筋力が低下してしまうことや1,2ヶ月の安静で筋力が半分になってしまうといった報告があります。
なので1週間以上運動を休まない事も自己管理としては必要になってきます。
本日のまとめです。
①筋力をつけようと運動する場合は目標として6週間以上続け
②その後も1週間以上は休まないようにする事です。
強くなるまでは期間がかかりますが休むとすぐに弱ってしまう特徴がありますので頑張りましょう!
参考文献
中村隆一 他 基礎運動学 医歯薬出版株式会社
藤田英己 他 筋力増強が筋力、身体組成、及び筋組織厚に及ぼす効果