通所リハビリブログ㊶ クリスマス会

(2020年12月29日 16:29)(通所リハビリブログ)

こんにちは!
北星病院通所リハビリ広報部です!
 
12月も残りわずかとなりましたね。

あっという間にクリスマスが過ぎてしまいましたが、
皆様はいかがお過ごしでしたでしょうか。

今年は感染症予防のため、ご自宅で楽しまれた方も多いかと思います!
 
通所リハビリセンターでは、ご利用者様に少しでも楽しんでいただくために、
感染対策を行いながら、12月24日・25日にクリスマスイベントを行いました!
 
20201229音楽隊.jpg 20201229ハンドベル.JPG
 
はじめに音楽隊によるクリスマスメドレーの演奏を行いました!
音楽隊も緊張しておりましたが、ご利用者様の温かい眼差しのおかげで無事演奏することができました☆
 
20201229楽器演奏.JPG
 
その後、ご利用者様に鈴やタンバリンを持っていただき、「赤鼻のトナカイ」を一緒に演奏しました!
すると、おやおや、、、
 
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サンタとトナカイがプレゼントを持ってやってきました!
 
20201229プレゼント①.jpg 20201229プレゼント②.JPG

ご利用者様全員にプレゼントをお渡ししました!箱を開けてみると、クリスマスリースのストラップが入っています!「まぁ!可愛らしい!」「クリスマスプレゼントをもらうなんていつぶりかしら!」と喜んでいただくことができました!
 
20201229○✕クイズ①.JPG 20201229○✕クイズ②.JPG
 
その後はクリスマスにちなんだ○×クイズを行いました!テーブルごとにチームとなり、正解するたびにチームのツリーにプレゼントが増えていきます!難問ばかりでしたが、多くの方が正解されていらっしゃいました!
 
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最後には記念写真をパシャリ!ご利用者様にも頭に帽子や飾りを付けていただきました!
一人暮らしの方などは、ご自宅でクリスマス行事をする方も少ないようで、そうした方々はとても楽しまれていたようでした!
 
今年は、通所リハビリセンターでは感染対策を行いながら、年間を通じて季節に応じた様々なイベントを開催しました!来年以降もご利用者様に楽しみながら、リハビリを行っていただくために職員一同努めていきたいと思っています!
 
 
以上、北星病院通所リハビリ広報部でした!
皆様、良いお年を!

年末年始に怪我をしないためにウォームアップをしましょう!

(2020年12月28日 17:23)(外来リハビリブログ)

こんにちは!
北星病院外来リハビリ班です。

年末も近づき、これからは千歳も雪が積もるかもしれませんね。
ウィンタースポーツや雪かきで身体を痛めないためにはウォームアップが大事になります。

実際にどの程度、どんなウォーミングアップが推奨されているかというと
約15分の有酸素運動です。

有酸素運動とは

ウォーキングやランニングのことです。


またはご自宅ではその場で足踏みを続けても代用できます。


なぜ有酸素運動を行うのかというと
体温をあげるためです。


体温が上がることによって

数%筋力が上がったり筋の神経伝達速度の上昇(反応が良くなる)があると報告されているからです。


そのことによって効率よく身体が動き怪我の予防につながっていきます。

もう一点は当然のことながら氷点下の屋外に居続けることで体温が
下がってしまいますので温かい服装をすることも体温の維持に繋がり
怪我の予防になっていきます。

皆様、年末年始は身体に気をつけて
また来年もブログ閲覧のほど
よろしくお願いいたします!


引用文献
①Courtney J. McGowan Warm-Up Strategies for Sport and Exercise: Mechanisms and Applications  Sports Med 2015
②David John Bishop  Warm up II - Performance changes following active warm up and how to structure the warm up  Sports Med 2003; 33 (7): 483-498
回復期病棟 クリスマス会

(2020年12月28日 16:56)(スタジオホクマン)

こんにちは!
北星病院広報部です!

寒い日が続いていますね。

クリスマスも過ぎ、
各階病棟に飾られた見事なクリスマスツリー達も
今年は見納めです。
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さて23日には回復期病棟にて
プチクリスマス会がありました!
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夏祭り同様に、
各お部屋へスタッフが突撃する
『出張釣り』を行いました♪
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ベッド上に座って…車椅子に座って…立ち上がって…今回もみなさんの参加スタイルはさまざまです♪
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飾りが釣れたら、プレゼントと交換♪
いくつになっても、プレゼントってちょっとワクワクしますよね!
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他にも、みなさんで作った
可愛いクリスマスツリーが飾られました♪
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今年はどんな1年だったでしょうか?
来年もたくさんの『ちょっとイイコト』が訪れますように…♪

それではみなさま、よいお年を!
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以上、広報部でした!
北海道千歳市リハビリ病院 外来リハビリ班、朝練で知識・技術向上中22

(2020年12月25日 15:46)(外来リハビリブログ)

こんにちは!
北星病院外来リハビリ班です。

本日のテーマは外脛骨障害による足関節の疼痛です。
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外脛骨障害とは足の骨の過剰骨で
15〜20%の人にある骨と言われています。

過剰骨は足の内側のアーチ(つちふまず)の骨にできるので
扁平足などがあると内側のアーチが潰れているので内側に体重がかかりやすくなり
痛みにつながります。

今回は足部の関節の触診、土踏まずが体重をかけることによってどれだけ落ち込むかの
検査・評価などを練習しました。

今年はこれで朝練終了です。
継続は力として来年も継続して頑張ります!


参考文献
①加藤 他 有痛性外脛骨障害に対し足底挿板療法を行った 2 症例  愛知県理学療法学会誌 第 22 巻 第 2 号 2011 年 2 月
大掃除

(2020年12月23日 14:02)(外来リハビリブログ)

こんにちは!
北星病院外来リハビリ班です。

年末に近づいてきましたね
本日は毎年年末恒例の
リハビリ室の大掃除でした。
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毎日清掃は行っていますが、
1年間の溜まった汚れを

細かい所まで掃除いたしました。

ちなみに掃除機をかけるのは
3.3Metsなので体重が60kgの人は
約100kcalとなります。
なので1kg脂肪を落とすには72日間続ける必要があります。

綺麗になったリハビリ室でお待ちしてます!
20201223外来.jpeg
通所リハビリブログ㊵ 健康教室 フレイル

(2020年12月21日 17:10)(通所リハビリブログ)

 
こんにちは!
北星病院通所リハビリ広報部です!
 
寒さが一段と厳しくなっていますが、皆さんはこの寒さの中、
健康的な生活を送れていますか?

健康に対する関心が高まってきている最近では、
よく【フレイル】というワードが出てきていますが、皆さんはご存じでしょうか?
 
通所リハビリでは、12月15日から3日間、フレイルをテーマにした健康教室を開催しました。

題して、
「加齢に負けるな!元気に長生き!フレイル対策をしよう!」
20201221坂田スライド①.png


今回は、理学療法士の坂田が講師となり実施しました!
20201221写真①.JPG
 
フレイルに関しては、ホクマンブログでも何度か取り上げているかと思いますが、
加齢に伴い筋力や活動が低下した状態のことを言います。
 
20201221坂田スライド②.png 20201221坂田スライド③.png
 
利用様に対して、フレイルチェックを行いましたが、当てはまる方も多くいたようで、
皆様真剣に聞いて下さいました!

20201221坂田スライド④.png
 
中にはメモを取りながら聞いて下さる方もいて、利用者様の健康に関する関心が高いことが分かります!(^^)!
 
20201221写真②.JPG
 
フレイルの状態は、健康な状態と要介護状態の間の状況なので、良くなることも悪化することもあるそうです。 


健康な状態になるにはどんな生活を送れば良いのか、どんな運動を実施すれば良いのか、アドバイスをたくさんいただきました!


大事なポイントは、
・日常生活に運動を取り入れ習慣化していく
・バランスの良い食事を心がけ低栄養状態に気を付ける
・口腔、嚥下機能を保つためのケアを行い誤嚥性肺炎を防ぐ
・持病のコントロールや感染症の予防を行って健康を維持する
・社会とのつながりをもち、気力や活気の低下を防ぐ
 
などなど。 
どれも大事なことばかりですね!
20201221坂田スライド⑤.png 20201221坂田スライド⑥.png
 
そして、興味深かった内容がこちら…

フレイルの予防に最適な場所が、ここ『北星病院通所リハビリセンター』だということです!
…決して事業所の宣伝ではありません(笑)
 
『身体の虚弱』『精神面の虚弱』『社会性の虚弱』
これらを予防する為には、リハビリセンターに通って他者交流を図りながら楽しく運動し、
心も身体も、そして生活も豊になるよう、利用者様と一緒に目指していきたい!!

そう改めて感じた健康教室の内容でした(^O^)/
 
北星病院通所リハビリセンターは体験利用も無料で行っております。
冬期間運動や外出がしにくい方にも、送迎付きでリハビリに通っていただくことができますので、お気軽にご相談下さい☆
 
 
以上、北星病院通所リハビリ広報部でした!

運動不足に雪かきしましょう!

(2020年12月21日 17:04)(外来リハビリブログ)

こんにちは!
北星病院外来リハビリ班です。

ついに千歳でも雪がたくさん降りましたね。

自宅周りの雪かきをされた方も多いと
思います。

中々に疲れる作業なので雪が降ることを
ネガティブに捉えられることもあるかとおもいます。

しかし!良いこともあります。

それは雪かきはカロリー消費が多いから
減量にぴったりなことです。

例として体重60kgの人が人力(機械を使わずスコップ等で)で雪かきを1時間行うと
450kcalの消費となります。

体重1kg落とすには7200kcal消費する必要があるので1時間の雪かきを16回(7200÷16)行えば良いことになります。

これだけ考えるとこれから雪が降ってくると
痩せれると思って楽しみになりませんか?

ちなみにカロリー計算は
体重(kg)×運動強度(メッツ数)×時間(1時間=1、30分=0.5)=消費カロリー
となります。

運動強度(メッツ数)の一覧は
こちらになります。↓
https://www.nibiohn.go.jp/eiken/programs/2011mets.pdf
(国立健康、栄養研究所HP)
北海道千歳市リハビリ病院 外来リハビリ班、朝練で知識・技術向上中21

(2020年12月21日 16:51)(外来リハビリブログ)

こんにちは!
北星病院外来リハビリ班です。

本日は朝練です。
テーマは不安定性での腰痛です。

一般向けのテレビでも体幹筋を安定させて
パフォーマンスを上げよう!というような
事も見られると思います。
では不安定性とは?不安定な状態とは?
ということですが
簡単なテストの1つでは
前に屈んだ状態からまっすぐ立った姿勢に
戻る際に腰痛が出現し
思わず膝に手をついてしまう動きがあります。
20201221外来1.jpeg 20201221外来3.jpeg

その他にも色々な検査を行った上で運動を指導していきます。

運動の例としてはバードドックというものがあります。
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四つ這いになって片手、片足をあげて
数十秒耐える運動です。

腕と足・背骨が一直線になるように止めて、
体幹の安定性を高めていきます。

はじめから上手に行うのは難しい練習ですので、
腕だけで行ったり、足だけで行うと、負荷が調整できます。

腰が痛くなったり、倒れてけがをする恐れのある方
ご注意ください。


腰痛で、お困りの方は是非ご相談ください!
冬に向けて転倒を予防しましょう!⑤

(2020年12月16日 15:26)(外来リハビリブログ)

こんにちは!
北星病院外来リハビリ班です。

今回はサルコペニアを
改善していくための実践編です。


前回記事はこちら↓
https://www.hokusei.or.jp/hokuman/index.html

では運動実施においての考え方ですが、

強度:最大挙上重量(1RM※)の80% 以上

セット数・挙上回数:2~3セット・8~12回セット

頻度:週 3 回 ・期間:3 カ月以上

ということになります。
※1RMとは全力でやっと一回できることです。

上記のやり方で筋肉が太くなりサルコペニアの
改善になると報告されています。

セット数や頻度はご自宅でも実践できるのですが
1RMは病院等で測定しなければなりません。(機械を用いて測定します)

しかも重たすぎる運動の負荷では関節が痛くなったり
上手くできなかったりと問題もあります。

なので重たい負荷の代わりに
沢山回数を行う必要があります。


具体的にどの程度の回数を行う必要があるかというと
8~12回を12セット以上行うと
重たい負荷と同程度の効果が得られると言われています。


なので例として合計すると
10回×12セット=120回 を1日にこなす必要があります。


それを最低でも3ヶ月以上続ける必要があります。


また12週間しっかり運動してついた筋肉が
12週間休むと半分になり
24週間休むとほぼ消失すると言われています。


なので自分が健康でいるためには運動をやめるタイミングは
無いと思いますので頑張りましょう!

最後におすすめの軽い運動を紹介させていただきます。

簡単な足の上げ下ろしですが
体幹も意識して120回やるとかなりキツイです。
20201216外来1.jpeg


参考文献
①宮地 他 サルコペニアに対する治療の可能性: 運動介入効果に関するシステマティックレビュー
②Zech A, Drey M, Freiberger E, Hentschke C, Bauer JM, Sieber CC, et al.: Residual effects of muscle strength and muscle power training and detraining on physical function in community-dwelling prefrail older adults: a randomized controlled trial. BMC Geriatr 2012; 12: 68.
③市橋 他 臨床理学療法領域におけるコア・パラダイム* ─筋力トレーニングにおけるパラダイムシフト─ 理学療法学 第 42 巻第 8 号 695 ~ 696 頁(臨20床15理年学)
冬に向けて転倒を予防しましょう!④

(2020年12月15日 16:42)(外来リハビリブログ)

こんにちは!
北星病院外来リハビリ班です。

今回はフレイルの中のサルコペニアという状態に関してです。
20201215外来5.jpeg


フレイルに関しての記事は下記になります。
https://www.hokusei.or.jp/hokuman/2020/11/post-282.html
https://www.hokusei.or.jp/hokuman/2020/12/post-283.html
https://www.hokusei.or.jp/hokuman/2020/12/post-283.html

サルコペニアとは
ギリシャ語の造語で
サルコ:筋肉+ペニア:喪失
=サルコペニア:握力や下肢・体幹筋などの全身の筋力低下+歩行速度の低下や杖が必要になる状態
と定義されています。

簡単にいうと筋力が低下し痩せている状態で
転倒しやすい状態ということになります。

では、どの位転倒のリスクが増加するかというと・・・
国内の研究でサルコペニアの人は正常な人と比較すると
約1,8倍転倒しやすいという報告があります。

なので予防していかないと
転倒→骨折→寝たきりに…
なんていうことにならないようにご自身の状態をチェックしていきましょう。

こんなフローチャートになっています。
20201215外来4.jpeg


ですがもっと簡単な方法もありますので
見ていただければと思います。
①指わっかテスト(筋肉がしっかりついているか)
20201215外来3.jpeg


ご自身の指でふくろはぎの1番太いところを握ってもらって
隙間がどの程度できるか?というものです。
筋肉が無く細い状態かどうかです。
隙間が空いてしまう人は要注意です。

②かた足立ちテスト+5回立ち座りテスト(どの程度バランスや力を発揮できるか)
20201215外来2.jpeg

片脚で立ち何秒たっていられるか?です。
ご自宅等で行われる場合は転倒の危険もあるため
すぐつかまれるところで行ってください。

10秒以上保っていられれば大丈夫です。

5回立ち座りテストは
椅子から座った状態で開始し5回立って
座ってを繰り返し行い何秒かかるか?
というテストになります。

8秒未満であれば大丈夫です。
20201215外来1.jpeg

上記の3つのテストは
日頃のご自身の身体の状況を
チェックしていくこともできますでの1ヶ月に1回程度
行うことを推奨します。

次回はサルコペニアを改善するためにどうするか?
についてやっていきます!

参考文献
①Yamada M, et al. Prevalence of sarcopenia in community-dwelling Japanese older adults. J Am Med Dir Assoc. 14(12); 911-915, 2013.
通所リハビリブログ㊴ 介護職員勉強会 口腔体操

(2020年12月14日 11:45)(通所リハビリブログ)

 
こんにちは!
北星病院通所リハビリ広報部です!
 
寒い日が続いていますね、、、暖房が欠かせない日々になってきました(;’∀’)
暖房をつけるとどうしても部屋が乾燥してきてしまうため、我が家では加湿器を購入しました!

今年は感染対策として購入されている方も多いそうですね!
 
 
通所リハビリでは介護職員の技術向上のために、毎月勉強会を実施しています!
そこで今回は勉強会の様子をお伝えさせていただこうと思います!
 
20201214口腔体操①.JPG
 
今回のテーマは口腔体操についてということで、言語聴覚士の安富が講師となり
口の機能や口腔体操の効果などについて説明しました!
 
20201214安富さんスライド①.png 20201214安富さんスライド②.png

口腔体操をすることによって唾液の分泌が促進され、口の中を清潔に保つことができたり、
発音がはっきりすることで自然と表情が豊かになったりと良いことがたくさん!
 
では口腔体操とはいったいどんな体操なのでしょうか、、、
勉強会でレクチャーしてもらった体操をいくつかご紹介させていただきます!
 
20201214安富さんスライド③.png 20201214安富さんスライド④.png
 
飲み込むときには首や肩甲骨周囲の筋肉を使っているため、はじめに首や肩のストレッチをします!

それから口の体操として口に頬を膨らませる、すぼめる動作を繰り返すことで、
唇や頬の筋肉を鍛えることができます!ポイントは一つ一つの動作を大きく行うこととのことで、早く行う必要はないそうです。
 
また、唾液の分泌を促す“唾液線マッサージ”というものがあるそうです!
 
20201214安富さんスライド⑤.png
20201214安富さんスライド⑥.png
20201214安富さんスライド⑦.png
 
特に顎下線はすべての唾液量の約60~70%を占めており、
唾液腺マッサージの中で一番唾液が出る実感が得られるとされています。

皆様もぜひお試しください!
 
通所リハビリセンターでは個別のリハビリに加えて、感染対策を行いながら、
介護職員中心に集団体操やレクリエーションも実施しています!


今回学んだ体操なども取り入れながら、ご利用者様の口腔機能を維持・向上できるように努めていきます!
 
 
以上、北星病院通所リハビリ広報部でした!

北海道千歳市リハビリ病院 外来リハビリ班、朝練で知識・技術向上中20

(2020年12月11日 16:27)(外来リハビリブログ)

こんにちは!
北星病院外来リハビリ班です。

本日は朝練です。

例題として
インナーマッスルが上手く使えず
腰痛が持続している症例でした。

インナーマッスルとは
横隔膜、腹横筋、多裂筋、骨盤底筋から
なる体幹の奥にある筋肉で
身体を安定させたりといった働きがあります。

その中でも本日は骨盤底筋に絞って行いました。

20201211外来1.jpeg

骨盤底筋はその名の通り骨盤の底にある筋肉で身体を支えることはもちろんのこと
尿漏れなどにも関連していると言われています。

骨盤底筋が硬くなっていたりすると
骨盤底筋自体や周りの筋肉が上手く動かなくなり腰痛に影響してきます。

今回は骨盤底筋、その周辺の筋肉の触診、骨盤底筋を動かす練習を行いました。

次回も頑張ります!
冬に向けて転倒を予防しましょう!③

(2020年12月 9日 18:04)(外来リハビリブログ)

こんにちは!
北星病院外来リハビリ班です。

前々回記事(身体的フレイル)
https://www.hokusei.or.jp/hokuman/2020/11/post-282.html
前回記事(社会的フレイル)
https://www.hokusei.or.jp/hokuman/2020/12/post-283.html
是非ご参照ください。

3つのフレイルの内、今回は精神的フレイルに関してです。
20201209外来1.jpeg

精神的フレイルの定義は確定したものは
ないですが近いものとして島田らの研究報告では
身体的フレイルに該当した上で気分の落ち込みがある方を心理的フレイルとしています。

心理的フレイルに該当していく特徴としては
男女の差は無く年齢が上がるにつれ頻度が増加してくことです。

また、将来要介護認定を受ける確率として
フレイルでは無く気分の落ち込みもない人と比べると
心理的フレイルの人は2.24倍も確率が上がると報告されています。

(身体的フレイルだけの人は1.6倍)

また、生活状況や環境をチェックすると
習い事に行っていないこと
野外作業やガーデンニングを行っていないことも
心理的フレイルになってしまうリスクと
関係しているとの報告もあります。

社会的フレイルと共通することがあり
やはり引きこもりがちにならずに
外に出て他者との交流や何か身体を動かして
活動するといったことがフレイルになりづらい
生活習慣ではないかと思います。

次回からは身体の機能に絞って
転倒予防できるような内容にしていきますので
よろしくお願いいたします。

参考文献
①島田 日本における心理的脆弱性の有病率 Journal of clinical medicine. 2019 Sep 27;8(10) E1554.
北海道千歳市リハビリ病院 外来リハビリ班、朝練で知識・技術向上中19

(2020年12月 8日 10:07)(外来リハビリブログ)

こんにちは!
北星病院外来リハビリ班です!

本日は腰部脊柱管狭窄症についてです。

脊柱管狭窄症とは、加齢に伴い、椎間板が薄くなることや
背骨の変形が進むことで脊柱管という神経を囲んでいる管が狭窄する疾患のことを言います。


主な症状は間欠性破行といい、長時間歩くと下肢に痺れや痛みが出現し、
休むと回復するといった特徴があります。

20201208外来2.jpeg

また、背中を反ったりすると脊柱管内の神経や血管が狭窄されますので、
下肢へ痺れや痛みを伴ってきます。


一方で下肢への痺れや痛みは腰部以外の影響も多々あります。

本日の朝練では腰部からの神経症状の影響とその他の影響の
鑑別方法や治療方法の練習を行いました。



実際のリハビリでも医師の指示の下で丁寧に原因を探し出し、
患者様へわかりやすい説明をしたのち、運動療法に移行します。


もし、歩いたり立ったりしていると、下肢へ痺れや痛みが出る方がおりましたら、
是非一度ご相談下さい。


20201208外来1.jpeg
冬に向けて転倒を予防しましょう!②

(2020年12月 7日 10:44)(外来リハビリブログ)

こんにちは!
北星病院外来リハビリ班です。

今回はフレイルの中の
社会的フレイルに関してです。
20201207外来2.jpeg
(前回記事もご参照ください→https://www.hokusei.or.jp/hokuman/2020/11/post-282.html )

前回の身体的フレイルは筋力や歩く速さなどの
直接身体の機能に関してなのでイメージしやすいところだと思います。


では社会的フレイルとはどんな状態か?というと
「社会活動への参加や社会的交流に対する脆弱性が増加している状態」となっています。


簡単にいうと1日1回未満の外出しかしておらず
引きこもり気味で同居家族以外との交流が周1回未満の孤立した状態となっています。

特に北海道では、冬に雪が降り外で歩く際に滑って怖いとの恐怖感を訴える方や、
家族から外出を止められて外出機会が大幅に減り、
春ごろに身体が弱って転倒し入院される方を何人も見てきました。

これも社会的フレイルの一例です。

北海道在住の後期高齢者を対象にした研究では
冬に外出機会が減る人たちは、
外出機会が減らない人達と比較して、歩く速さや、バランス能力、
休まず歩ける距離に差が出るという結果も報告されています。

では実際に社会的フレイルなのかをチェックしましょう。
20201207外来1.jpeg
いかがでしょうか?
社会的フレイルは本人の努力だけではなく
家族や周りの人たちが環境を調整してさしあげる必要もあります。

実際に患者様が行っていることとしては
友人と遊びに行ったり町内の行事に参加したり、
冬だと空港やスーパーに買い物に行き、いつもより
沢山歩くことを意識したりと沢山あります。

また介助が必要な方は介護保険下でのデイサービス・デイケアでの
他者との交流といったこともあります。

ご本人様やご家族様でお困りの方は是非ご相談ください!

参考文献
①藤原 地域高齢者における社会的フレイルの概念と特徴 ~社会的側面から見たフレイル~ 日本転倒予防学会誌 Vol.3 No.3:11-16 2017
②安田 他  積雪寒冷地域に在住する後期高齢者における冬期間の外出行動と身体機能およ び生活機能との関係  第 49 回日本理学療法学術大会(横浜)
冬に向けて転倒を予防しましょう!1.5

(2020年12月 2日 09:21)(外来リハビリブログ)

こんにちは!
北星病院外来リハビリ班です。

今回は前回記事のおまけ記事です。

https://www.hokusei.or.jp/hokuman/2020/11/post-282.html

患者様とお話ししてる時に
気温が下がりきらない12月が

1番外を歩いていて転びそうで
怖いと言われていたので実際データ的には
どうなのか調べてみました。

結果としては
気温が1℃前後で全転倒者の4割近くを
占めていて転倒しやすいとの報告があります。


また降雪量が少ない程転倒する人が多いとの
報告もありました。

気温が1℃前後だと路面も凍るか凍らないか
で道路が濡れている状態なので
より滑りやすい状態なのかもしれませんね。


また降雪量が少ないことも道路がむき出しで
凍ることからも、他より雪の少ない千歳では
当てはまりそうなので気をつけないと
いけないところだと思われます。


参考文献
①石川労働局 冬季の凍結等による転倒労働災害の分析結果について
②永田 他 転倒による救急搬送集中日の特徴分析 雪氷研究大会(2015・松本)2015.9.13-9.16 JSSI & JSSE Joint Conference – 2015 in Matsumoto
③大高 地域在住高齢者の転倒予防 Jpn J Rehabil Med 2018;55:910-914