北海道千歳市リハビリ病院 外来リハビリ班、朝練で知識・技術向上中23
(2021年1月 9日 08:40)
こんにちは!
北星病院外来リハビリ班です。

新年一発目の朝練になります。
本日のテーマは時期ごとの腰痛への関わり方です、
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腰痛の時期は大まかに分類すると、
痛みが出だした時期を「急性期」、
痛みが出てなかなか改善せず続いている時期を「慢性期」
と大別します。

腰痛は一般的に33%の人が自然経過で改善すると言われていますが
残りの人は慢性的になり普段の生活の妨げになることもあります。

また、最近では心理的な影響があるという報告もあり
身体の問題だけでなく精神的なことからも
腰痛が慢性化してしまうことがあります。

実際にうつ状態や認知症の症状がある方は慢性化する危険性が
あると報告されています。

また普段の生活の不摂生での肥満や喫煙に関しても
慢性化してしまう一因となっています。

今回は急性期では痛みのある方向への運動は
行わず、痛みのない方向で炎症が落ち着くのを
待つような生活指導、動作指導を行うこと
慢性期の場合は心理的な影響も検査しながら
積極的に運動を行っていく方針を知識面からも再確認しました。

次回も頑張ります!

引用文献
腰痛診療ガイドライン2019