筋トレ中の呼吸に関して
(2022年6月 2日 13:44)
こんにちは!
北星病院外来リハビリ班です。
皆さんはジムや家で筋トレをするときに
呼吸は意識していますか?
呼吸によってお腹の中の圧力をコントロールする事で
体幹が安定し腕や脚の運動が行いやすくなったりうまくいかなくなったりする事があります。
実際、研究によって吸った状態、吐いた状態によって力の入り方にも
差が出てくると言われています。
バーベルを持ってスクワットをする際に
息を吐き切ってから止めて行うよりも息を大きく吸ってから止めた状態の方が
体幹が安定し一部の筋肉に力が入りやすくなる事が
報告されています。(Tayashiki, K 2021)
特にお尻の筋肉を使うときには息を吸った状態で
止めて行う方が良さそうです。
個人的には
バーベルを持った筋トレなど重い負荷の場合は
上記のように息を吸った状態で止めて行うのが
やりやすいのではないかと思います。
自重トレーニングの場合は
身体を反らすような運動(背筋)→息を吸いながら
身体を曲げるような運動(腹筋)→息を吐きながら
行う方が呼吸時の肋骨などの動きを加味すると自然に身体を使えるのではないかと思います。
(個人の感想です。)
皆さんのトレーニングの一助になれば幸いです!
引用文献
①Tayashiki, K, Kanehisa, H, and Miyamoto, N. Does Intra-abdominal Pressure Have a Causal Effect on Muscle Strength of Hip and Knee Joints J strength Cond Res 35: 41–46, 2021.