雪かきでの障害予防
(2022年11月29日 01:59)
こんにちは!
北星病院外来リハビリ班です。
だんだんと寒くなり、もうすぐ雪が見れそうですね!
楽しみな人も去年の記録的な大雪を思い出して気持ちが重くなる人もいるでしょう。
今回のテーマは雪かきでの障害予防です。
これからの季節に体を痛めないように予習しておきましょう。
スコップでの雪かきの際に足元に雪を投げるのか
山を作っていくために頭くらいの高さに雪を投げるのかなどを
比較した研究があります。
結果としては雪を投げる高さには大きな差はなく
60回程度、雪かきの動きを繰り返すと太ももの前側の筋肉の活動が低下(疲労)し
腰の筋肉の活動量が上がってしまう(頑張り過ぎてしまう)というものでした。
なので、ある程度の回数をやると一時的に休息を入れて太ももの筋肉を
休ませる必要がある(休まないと腰の筋肉が頑張り過ぎてしまう)ということになります。
研究では対象者が学生であったため、普段から運動しない方や年配の方は
少ない回数でも休みながら雪かきをする方が良いと思われます。
また、普段からスクワットなどを行い太ももの筋肉を強化しておくというのも予防としてはオススメします。
手首を痛めないためのテーピングに関しては以下も参照ください!
↓
https://www.hokusei.or.jp/hokuman/2022/02/post-389.html
参考文献
①田中 ショベリング除雪反復動作における投擲高さが 筋疲労に及ぼす影響 理学療法科学 30(4):609–614,2015