(2024年3月28日 15:04)(かわせみ)
かわせみ事業所の松本です。少しずつ雪解けがすすみ、春の気配を感じる季節になりましたね。
先日、「令和5年度ケアラー支援関係職員等研修」に参加しました。
みなさんは「ケアラー」という言葉をご存じでしょうか?
こころやからだに不調のある家族の介護や援助を行う人を「ケアラー」といいます。
最近、ニュース等で「ヤングケアラー」という言葉を耳にすることが増えてきましたが、本来大人が担うと想定されている家事や家族の世話などを日常的に行っている
18歳未満の子どものことをヤングケアラーといいます。
また、育児と介護の同時進行を「ダブルケア」といい、家事や介護の負担の重さにより、学業や友人関係、仕事や子育てなどに影響が出てしまうことが問題視されるようになり、近年になって具体的な支援が行われるようになりました。
日本ではケアが必要な人に対し約7割が、家族によるケアを受けているとの調査報告もあるそうです。
研修会では実際にケアラーとして生活をしてきた人から、進学や就職、結婚など人生のイベントを家事や家族の介護のため諦める選択をしなければならず、相談先を持てていれば…という思いを体験談として聞くことができました。
時代の流れとともに社会環境も変化し、世帯構成の変化によって、介護を担う家族の形も大きく
変わってきているように感じています。
家族のケアを抱えている人の負担をすべて軽減することは難しいかもしれませんが
〇介護保険のサービスにはどんなものがあるか?
〇介護が必要な状態になったが、どうしたらよいのか?
など、介護のことでお困りのことがありましたら、ひとりで抱えこまず一度ご相談くださいね。