かわせみ指定居宅介護支援事業所ブログ 13号

(2024年10月 4日 14:30)(かわせみ)

かわせみ事業所の高波です。  
秋の季節となりました。
感染症が流行る季節でもありますので、
手洗い、うがいの習慣と栄養と睡眠を
十分とるように心がけましょう。
season_character3_autumn_momiji_ichou.png

今回は、福祉用具に係る貸与と購入に選択性についてお伝えします。
令和6年4月より一部の福祉用具について貸与(レンタル)と販売(購入)の選択制が導入されることになりました。(福祉用具の制度改定)
 
〇選択制の対象となる福祉用具の種目・種類

  1. 固定用スロープ(段差解消のためのもので、取付けに際し工事を伴わないものに限る)
  2. 歩行器(車輪やキャスターが付いている歩行車を除く)
  3. 単点杖(松葉杖を除く)
  4. 多点杖(複数の杖先を持つ杖)
 
利用者様等の意思決定に基づき、貸与または購入を選択することができます。
担当のケアマネジャーは、主治医やリハビリ職員などから意見を聴取しご本人等と相談することになります。
 
〇メリットとデメリット
長期間のレンタルが見込まれる場合は販売の方が利用者負担額を抑えられます。
・短期利用が見込まれる場合は、適時適切な福祉用具に交換できる貸与が適しています。
・レンタルであれば、メンテナンス費用、返品、交換してもらえます。
・購入の場合、メンテナンス、修理などが自費負担となります。
・破棄する場合、レンタルであれば業者に引き下げを依頼することができますが、購入の場合は廃棄処分となります。
廃棄方法、家庭ごみで廃棄できるのか、処分費用がかかるのか等事前に確認する必要があります
 
 
 
私が担当しているご利用者様の中にも・・・
外出用としてロフストランドクラッチ杖をレンタルしている方や自宅内を車椅子で移動している方で段差解消のためスロープを長期間レンタルしている方がいます。
長い目でみれば、毎月レンタルするより購入を選択した方が経済的な負担を軽減できる可能性があります。
メリット、デメリットを担当のケアマネジャーや福祉用具担当者等と相談して、レンタル
または購入を選択しましょう。

kurumaisu_fukushi_yougu_seibishi.png
かわせみ指定居宅介護支援事業所ブログ 第12号

(2024年8月15日 15:12)(かわせみ)

「服薬管理について」
かわせみ事業所の松本です。
 
暑い日が続いていますが、夏バテせず過ごせていますか?
今回のテーマは「薬の管理について」です。
よく「薬の飲み残しがある」「薬を飲んだのか分からなくなる」と
ご相談を受けることがあります。
薬の管理は健康維持と病気の予防において非常に重要ですが、
複数の薬を適切に管理することは難しいと感じることもあります。
今回は薬を効果的に管理するための便利な方法とツールについて紹介します!
 
①薬カレンダー
1週間分の薬をセットできます。ポケットから取り出して服薬します。
 
20240815かわせみブログ写真.jpg
 
②薬ケース(ボックス)
曜日別・時間帯別の仕切りや一週間分、または一日の各時間帯に分けられた
仕切りがあるボックスは、どの薬をいつ飲むかを簡単に確認できます。
外出時には薬を持ち運べるコンパクトなサイズのボックスを選ぶと便利ですね。
 
③お薬ロボット
服薬の時間ごとにお薬を出してくれます。
機種にもよりますが、アラーム音や声でお知らせしてくれる機能や
スマートフォンのアプリと連携し、安否確認機能がついた商品もあります。
 
④スマホアプリ
リマインダー機能やアプリに服薬情報を登録するとアラームでお知らせして
くれる機能があり便利に活用できます。
 
上記の方法は一部ですが、飲み忘れや重服薬などトラブルを防ぐため、
その人に合ったツールをうまく活用していきましょう。
また、薬が飲みにくい、一包化にしたい、日付を記入してほしいなどは
かかりつけ医に相談してみてください。
ご家族や支援者の協力を得ることも有効ですが、それでも管理が難しい場合は
薬剤師や看護師の訪問等でサポートを利用することも検討できます。
これらの方法を組み合わせて、自分に最適な薬の管理方法を見つけ、健康的な生活を送りましょう!


かわせみ指定居宅介護支援事業所ブログ 11号

(2024年6月 4日 16:45)(かわせみ)

かわせみ事業所の高波です。
                          
今年もはや半年が過ぎようとしていますね。月日の早さに驚きます‼
6月になりましたが・・・まだ朝晩の気温が低く暖房から卒業できない方が多いのではないでしょうか。
早く1日を通して暖かい気温になってほしいですね‼
 
今回は、寝たきりの原因となる「サルコペニア」「フレイル」についてお伝えしたいと
思います。
 
〇サルコペニアとは・・・
骨格筋量が減少し、筋力が低下した状態を指します。
40~50歳代になると骨格筋量が減少(筋委縮)していきます。
また、加齢に伴いホルモンバランスが崩れたり、慢性的な炎症を生じても骨格筋量は減少します。
 
〇サルコペニアの要因
加齢や疾患により、筋肉量や食事摂取量が減少することが要因です。
筋肉量の減少⇒運動量の減少⇒運動量の低下⇒食欲の低下⇒低栄養状態⇒さらに筋肉量が減少・・・と悪循環を引き起こします。
 
〇サルコペニアのセルフチェック
ふくらはぎの一番太い部分に、両手の親指と人差し指を合わせるようにして輪を作ります。
輪でふくらはぎを囲むことができない、または、ちょうど囲める方は問題なしです。
逆に、指がしっかりと重なる、またはふくらはぎの輪の間に隙間ができる場合は、サルコペニアの可能性が高い方です。
 20240604かわせみ1.png
                  

〇フレイルとは・・・
一般に身体が虚弱な状態を指します。
加齢と共に心身の活力が低下した状態で、発症すると要介護状態に進みやすくなります。
サルコペニアをきっかけにフレイルが進行していくこともあります。
 
〇フレイルの要因

  1. 身体的要因:サルコペニア
  2. 精神的要因:うつ病、認知症
  3. 社会的要因:孤独、閉じこもり
 
サルコペニア・フレイルの予防のために・・・

  1. 食事
筋肉を作るために、肉、魚、大豆製品などの良質なたんぱく質を摂ることが大切です。
 

  1. 骨を強くするためにカルシウムを摂る
牛乳を使った料理やヨーグルトを摂るなど意識して乳製品を摂取しましょう。
カルシウムの吸収率を上げるために、さんま、鮭、干し椎茸、きくらげ等のビタミンDの多い食品を取り入れましょう。また、酢、梅干し、レモン等酸味のある調味料や食材の活用も良いです。
 

  1. 口腔機能・栄養の改善
高齢者の場合、口腔機能が低下して食事摂取量が減ることが多いです。
また、食事の準備ができない、薬の副作用で食欲不振になる等、様々な理由で低栄養になりやすい状態にあります。
義歯の使用有無、嚙み合わせ、食事摂取への影響、摂取状況や食事形態などを確認し、早期に口腔機能や栄養の改善を図ることが大切です。
 

  1. 運動
運動を取り入れて、加齢に伴う筋肉量の減少を抑え、筋肉量の維持・改善に努めましょう。
ウォーキングやプールでの歩行などの有酸素運動やレジスタンス運動がお勧めです。
 
 
〇レジスタンス運動とは・・・
筋肉に負荷をかけた運動を繰り返す運動のことです。
立ち上がり動作や階段昇降など重力に対して伸び上がる運動が効果的です。

20240604かわせみ2.png 20240604かわせみ3.png

 
 〇ウォーキング
  女性は1日あたり7000歩(早歩き15分)、男性は1日あたり8000歩(早歩き20分)以上歩くことが必要だといわれています。
 
食事や運動について、日常生活でできることを取り入れてみてはいかがでしょうか。
例えば・・・
外出はなるべく徒歩で出かける、階段があれば積極的に使用する、テレビをみながら筋トレなどの運動をする、家族や友人に会いに行く、催し物に行く等、外に出かけるきっかけを作るようにしましょう。
また、筋力が低下し元気がなくなり不安を抱えている方がいましたら地域包括支援センターや居宅介護支援事業所の介護支援専門員にご相談してみてはいかがでしょうか。
色々なアドバイスを受けることができます。
地域の健康教室への参加促し、運動、食事を見直す機会をつくる、原因に応じて、歯科や心療内科への専門機関へつなげる、ご本人の趣向に合った社会参加の機会をつくる等、色々な方法を提案してくれます。
歯科受診が大変な場合は、往診してもらい口腔内の環境を整えることも可能です。
サルコペニアやフレイルを予防し、皆さんの健康寿命を延ばしていきましょう。
 20240604かわせみ4.png


かわせみ指定居宅介護支援事業所ブログ 10号

(2024年3月28日 15:04)(かわせみ)

かわせみ事業所の松本です。
 
少しずつ雪解けがすすみ、春の気配を感じる季節になりましたね。
先日、「令和5年度ケアラー支援関係職員等研修」に参加しました。
みなさんは「ケアラー」という言葉をご存じでしょうか?
 
こころやからだに不調のある家族の介護や援助を行う人を「ケアラー」といいます。
最近、ニュース等で「ヤングケアラー」という言葉を耳にすることが増えてきましたが、本来大人が担うと想定されている家事や家族の世話などを日常的に行っている
18歳未満の子どものことをヤングケアラーといいます。
また、育児と介護の同時進行を「ダブルケア」といい、家事や介護の負担の重さにより、学業や友人関係、仕事や子育てなどに影響が出てしまうことが問題視されるようになり、近年になって具体的な支援が行われるようになりました。
 20240328かわせみ.png
日本ではケアが必要な人に対し約7割が、家族によるケアを受けているとの調査報告もあるそうです。
研修会では実際にケアラーとして生活をしてきた人から、進学や就職、結婚など人生のイベントを家事や家族の介護のため諦める選択をしなければならず、相談先を持てていれば…という思いを体験談として聞くことができました。
 
時代の流れとともに社会環境も変化し、世帯構成の変化によって、介護を担う家族の形も大きく
変わってきているように感じています。
家族のケアを抱えている人の負担をすべて軽減することは難しいかもしれませんが
〇介護保険のサービスにはどんなものがあるか?
〇介護が必要な状態になったが、どうしたらよいのか?

など、介護のことでお困りのことがありましたら、ひとりで抱えこまず一度ご相談くださいね。


かわせみ指定居宅介護支援事業所ブログ 9号

(2024年1月19日 14:57)(かわせみ)

かわせみ事業所の高波です。
                      
2024年‼
今年も宜しくお願いします。      
 
まだまだ千歳の冬は寒さが厳しいですので
体調に気をつけましょう。
20240119かわせみ.png

 
今回は、「成年後見制度」についてお伝えしようと思います。
 
〇成年後見制度とは・・・
認知症、知的障害、精神的疾病などにより、判断能力が十分でない方の権利や財産を守り、法律的に支援する制度です。
本人の代わりに判断したり、援助したりする人を決めることです。
 
例えば・・・
定期預金の解約、生命保険金の受領、不動産の管理、処分、介護サービスの利用契約、施設の入退所契約など代理権が付与されます。
〇3つの類型                       

後見:本人の判断能力が全くない又はほとんどない場合
保佐:本人の判断能力が著しく不十分な場合
補助:本人の判断能力が不十分な場合
20240119かわせみ (2).png

〇任意後見人制度について
本人の判断能力があるうちに、将来、判断能力が不十分な状態になることに備え、予め公正証書により締結しておいた任意後見契約に従い、本人の判断能力が不十分になったときに任意後見人がご本人を援助する制度です。
公正証書作成や手数料などお金がかかります。
 
〇後見人の申立手続きについて

  1. 申立てができる人
本人、配偶者、4等身以内の親族、任意後見人、市町村長など。
  1. 申立て先
ご本人の住所地の家庭裁判所
  1. 必要な書類・費用
後見申立費用や成年後見人の費用は原則申立人が負担します。
申立て費用(1万円程度)、添付書類(診断書、住民票、戸籍謄本など)の取得費用、
連絡用郵便切手などお金がかかります。
成年後見人の報酬は、本人(成年被後見人)の財産から支払います。
申立人や本人(成年被後見人)に経済的余裕がない場合には、支援や助成を利用できる場合があります。
 ・法テラスの民事法律扶助制度
 ・市町村の成年後見制度利用支援事業
 ・成年後見センター・リーガルサポートの公益信託成年後見助成基金
 
千歳市成年後見支援センター(社会福祉協議会内)で成年後見に関する様々な相談を受け付けています。また、ケアマネジャーや地域包括支援センターへご相談ください。
 
〇ひとりごと
私も将来のことを考え、任意後見制度を検討しています。
判断能力が十分でなくなっても、住み慣れた千歳で安心して暮らしていきたいと考えています。


20240119かわせみ (3).png

かわせみ指定居宅介護支援事業所ブログ 8号

(2023年12月 7日 15:07)(かわせみ)

かわせみ事業所の松本です。
 
いよいよ冬の到来ですね。
今年の夏は例年になく暑かったので、冬が来ないのでは…?と思っていましたが、しっかり寒くなるものですね。
せめて積雪が少ないといいなと思っています。
今回のテーマは「ヒートショックについて」です。
 
〇「ヒートショック」って何?
気温の変化によって血圧が上下し、心臓や血管の疾患が起こることをヒートショックといいます。
その結果、脳内出血や心筋梗塞、脳梗塞、大動脈解離などを引き起こす恐れがあります。
 
〇どんなときに起こりやすい?
ヒートショックは暖房の効いた部屋から寒い脱衣場や浴槽に入るときなどに起こりやすく、特に10℃以上の温度差があると危険といわれています。
トイレなども温度差があると危険なため注意が必要です。
 
〇どんなことに気をつけると良い?
血圧の変動を引き起こさないよう、できるだけ温度差をなくすることが大切です。
家の中でも寒い場所は事前に温めておくことも必要ですが、長湯やお湯の温度を適温にする、などお風呂の入り方にも注意すると良いでしょう。
高血圧や心疾患、糖尿病など持病を抱えているご家族がいる場合は、入浴中に浴室で倒れていないか、ときどき様子を見ていただきたいと思います。
 heat_shock_roujin.png
 
11~2月頃がヒートショックの起こりやすい時期といわれています。
特に持病のある高齢者の方は影響を受けやすいため、気を付けてお過ごしください。
睡眠、栄養など基本的な健康管理も大事にしながら、寒い冬を乗り切りましょう!

かわせみ指定居宅介護支援事業所ブログ 7号

(2023年10月 3日 16:38)(かわせみ)

かわせみ事業所の高波です。

今年は猛暑が続き残暑が厳しいでしたね。
やっと‼過ごしやすい陽気となりました。
皆様、体調はいかがでしょうか。
日内、気温の変化がありますのでご自愛ください。
20231003かわせみ1.png
今回は、私が「かわせみ事業所」のケアマネジャーで良かったなぁ~と思うことを
お伝えしようと思います。
私は、ケアマネジャーの仕事を始めて13年‼
まだまだ、お勉強が必要です。
 
かわせみ事業所のご利用者様は、ご本人・ご家族のご希望から
北星館通所リハビリテーション、北星病院通所リハビリテーション、北星病院訪問リハビリテーションを利用されている方が多いです。
 
☆良かったと思うこと!
  • 感染対策で事業所に訪問ができない時期でも、同法人職員であるため利用者さんの顔を見ることができる。
  • 通所に来ている利用者さんと会話でき、レクリエーションをしている姿を見ることができる。
  • リハビリしている姿を確認できる。
  • 自分の目で確認しているので、ご家族にリハビリやレクリエーション、エピソードなど報告ができる。
  • 通所や訪問スタッフと利用者さんのことを直接話すことができる。情報共有がしやすい環境。
  • 北星病院から退院し在宅に戻る際、地域連携室、病棟看護師と連携しやすい。
このご時世でも‼短時間であれば退院前に利用者さんと面会し、退院後の生活についてお話を聞くことができる。


☆同法人の通所事業所に訪問して気をつけていること!
  • かわせみが担当している利用者さんだけに声をかけるのではなく、利用者全員に挨拶や会釈をするようにしています。
  • 他のケアマネジャーさんは、まだまだ事業所に訪問し利用者さんに会うことが難しい状況だと思います。
  • かわせみ担当以外の利用者さんが寂しい気持ちにならないように配慮しています。
 
☆ケアマネジャーの仕事について思うこと!
  • 毎日忙しいです。
  • やることがないなぁ~と思う日はありません。
  • 利用者さんの人生の1ページに私と出会い、関われることは奇跡だと思います。

利用者さんが元気になっていく姿や笑顔に元気をもらえます。
ご本人、ご家族のこれまでの生活を知ることで沢山の方々の人生を知ることができ学ばせてもらっています。
20231003かわせみ2.png
かわせみ指定居宅介護支援事業所ブログ 第6号

(2023年8月 1日 12:40)(かわせみ)

かわせみ事業所の松本です。
 
すっかり夏の気候になり、例年になく暑い日が続いていますが、夏バテにはなっていませんか?
今回のテーマは「高齢者の体温調節について」です。
「こんなに暑いのに寒いと言って冬物の服を着ている」
「冷房(扇風機)が嫌だと言ってつけてくれない」
「風が入ると寒いと言って窓を開けてくれない」
といったお悩みを度々耳にします。
酷暑のなか、熱中症や脱水で救急搬送される半数以上が高齢者だそうです。
なぜ高齢者は熱中症リスクが高いのでしょうか?
 20230801かわせみ1.png

 
  • 皮膚の温度感受性が弱くなる
    老化に伴い皮膚の温度感受性が低下し、暑さ・寒さを感じにくくなるため、室内でも熱中症にかかりやすくなります。
  • 熱放散能力の低下
    通常は体に熱がたまると、発汗や血流量を増やして熱を放出しますが、歳を重ねると身体の熱を周囲に放出する力が弱まり、身体に熱がたまりやすくなってしまいます。
  • 体内の水分量の減少
    加齢とともに体内の水分量は少なくなります。喉の渇きを感じにくくなったり、トイレの回数が気になる…と飲水を控えてしまう方もいます。
  • 認知機能の低下
    認知症により自律神経の働きが低下し、体温調整がうまくいかなくなる場合もあります。
 
〇熱中症、脱水予防のポイント
  • 喉が渇かなくても水分補給をしましょう。
     ~1日に必要な飲水量は1.2リットル(食事以外)が目安といわれています。
  • ほどよく塩分をとりましょう。
     ~1日7g前後の摂取が目安です。通常の食事で摂取可能な量ですが、食欲低下や汗を多量にかいたときは水分のほか、梅干しや塩飴を食べると良いでしょう。スポーツドリンクにも塩分が含まれています。効果的に摂りましょう。
     ☆水分や塩分の制限をされている場合は、かかりつけ医の指示通りに摂取してくださいね。
  • 部屋の温度、湿度を測りましょう(室温は28度以下、湿度は50~60%がベスト)
  • 気温の調整をする(扇風機や冷房を使いましょう)
  • 外出時は直射日光を受けやすいため、服装や休憩、水分補給をしましょう
  • お風呂の前後や就寝前後にも水分補給をしましょう
  • 熱中症や脱水にならないよう、周りの人が気にかけて声をかけることも大切です。
 20230801かわせみ2.png

かわせみ指定居宅介護支援事業所ブログ 第5号

(2023年5月26日 10:40)(かわせみ)

かわせみ事業所の高波です。
 

2023.5.26かわせみ1.png 気温の変化が激しい5月でしたが、徐々に夏の装いが目につくようになりましたね。
今年は猛暑となる噂もありますが…本当なのでしょうか?
皆様!水分を摂り、熱中症に注意してくださいね。
 

今回は、介護保険を卒業することになった嬉しい利用者の方を紹介します。
〇75歳男性。妻と2人暮らし。
〇既往歴:腰部脊柱管狭窄症、変形性腰椎症、両手首腱鞘炎
〇介護保険サービス利用に至った理由
自宅で転倒し、胸椎圧迫骨折の痛みからベッドから起き上がることが大変でした。
日常的に銭湯に行っていましたが行くことができなくなりました。
自宅の浴槽は深くて跨げません。
両手に痛みがあり、トイレ便座からの立ち座りはトイレットペーパーホルダーに掴まり動作していました。
腰痛があり、筋力が低下していると主治医から言われました。


  
〇利用したサービス

  1. 通所サービスを週2回利用し、リハビリと入浴の支援を受ける。
  2. ベッドの横に手すりをレンタルする。
  3. 福祉用具購入でシャワチェアーを購入する。
20230526かわせみ2.png
  
〇効果

  1. リハビリの効果から筋力が向上した。
  2. 手の痛みから背中洗いが大変だったが、洗身介助を受け入浴することができた。
  3. 起き上がる時に掴まる場所ができ、起き上がりやすくなった。
  4. 自宅で暑い日にシャワーを浴びることができるようになった。



胸椎圧迫骨折は、半年で治癒しました‼
〇その後・・・

  1. 月に1回~2回、徒歩で銭湯まで行けるようになった。
  2. 無理をしない程度に家庭菜園ができるようになった。
  3. 自力でベッドから起き上がれるようになり、手すりは1年で返却した。

 
〇結果
介護保険サービスを利用してから2年が経過した頃、本人の意思でサービスを卒業されました。
ご近所さんとのお付き合いもあり、元気に暮らしています。
 

なかなか介護保険サービスから卒業される方が少ない中、
嬉しい結果となりました。
これからも、ご本人らしい生活を続けていってほしいです。
20230526かわせみ3.png

 
 
【ミニ情報】
毎日の食事づくり!大変な時はありませんか?
栄養バランスを考えながら、日々献立を考えるのは大変ですよね。
 
食事は、生きていくための基本です。
「配食サービス」は、ご要望や体の状態に合わせた食事内容で提供してもらえます‼
配達時に安否確認や様子に変化があった時は、ご家族やケアマネジャーに連絡してくれます。

無料の試食もあるようですよ‼
20230526かわせみ4.png
 
 

かわせみ指定居宅介護支援事業所ブログ 第4号

(2023年3月30日 14:47)(かわせみ)

かわせみ事業所の松本です。今回は高齢者向けの住まい(施設)の種類についてご紹介します。
 

☆ミニ情報 高齢者向けの住まいや施設ってどんなところがあるの?
20230330かわせみ1.png だんだんと春の陽気に恵まれるようになり、新生活を迎えられる方も多い季節となりました。

先日、利用者様とそのご家族から「将来的に自宅での暮らしが難しくなったらどうしたら良いか不安に思う。施設といってもどんなところがあるのかわからない。」といったご相談を受けることがありました。

高齢者向けの「施設」や「住まい」といっても様々な種類がありますよね。それぞれの特色について簡単にまとめてみました。
 
  • 特別養護老人ホーム(特養)
 一般的に「終の棲家」とも言われており、日常的に常時介護が必要な人が入所する施設です。食事や入浴など日常生活上の介護全般が受けられます。原則として要介護3~5の認定を受けた人が対象です。
 
  • 介護老人保健施設(老健)
 病状が安定している人に対し、医学的管理のもと、看護や介護、リハビリテーションが受けられる施設です。病院と在宅の中間施設とも言われており、家庭への復帰を支援しています。要介護1~5の認定を受けた人が入所の対象となります。
 
  • 認知症グループホーム
 認知症の診断を受けているかたが共同生活をする住まいです。介護職員等による必要な介護のもと、一般的には1ユニット9人で共同生活をする場所です。要支援2~要介護5の認定を受けた人が入居の対象となります。
 
  • 有料老人ホーム
 介護付き有料老人ホームは介護などのサービスがすでに付いている老人ホームで、介護度に応じた一定額の負担が必要となります。サービスや金額とも多種多様で、中にはリハビリの専門職を置いている施設や、看護師が常駐している施設もあります。
一方、住宅型有料老人ホームは介護サービスを受ける場合、別契約となります。必要な介護サービスの利用により、費用は変動します。こちらもサービスや金額などは施設により様々です。


  • サービス付き高齢者向け住宅
 賃貸契約となり、入居の対象も自立~要介護認定を受けている人まで様々です。介護サービスについても必要に応じて利用となるため、サービスの利用により費用も変動します。基本的に安否確認や食事の提供は受けられますが、食費や居住費等は施設により設定が異なるため事前の確認が大事になります。
 
20230330かわせみ2.png ほかにもケアハウスなど、高齢者向けの施設があります。
施設により料金設定やサービスの内容が様々ですので、入居を希望される際は事前に確認や見学に行かれることをお勧めします。

かわせみ指定居宅介護支援事業所ブログ 第3号

(2022年11月 2日 13:12)(かわせみ)

かわせみ事業所の髙波です。
今回は、住宅改修や福祉用具レンタル、福祉用具購入で生活がしやすくなった例を紹介します。

20221102かわせみ1.png    20221102かわせみ2.png
◆住宅改修
左片麻痺のある50歳代女性。杖歩行。
この写真のように玄関フロアーをドアまで広げたことで、ドアの施錠、開錠が一人でできるようになりました。



20221102かわせみ3.jpg ◆住宅改修

左上下肢麻痺が軽度ある男性。外階段に手すりを設置したことで、一人で階段昇降ができるようになりました。
階段面に滑り止めを設置したことで冬でも安心!
車椅子が必要な方は、階段にスロープを設置することで外出動作が容易になります。

◆レンタル

歩行にふらつきのある80歳代女性。
トイレ前に手すりを連続して設置したことで、
軽介助で移動ができるようになりました。
20221102かわせみ4.JPG


20221102かわせみ5.jpg ◆購入

浴槽に浴槽台を設置することで、半身浴にはなりますが浴槽からの立ち上がり動作がスムーズになり介助者の入浴介助の負担が軽減されました。


◆レンタル

この機械!「スカイリフト」と言います。
立位保持ができない70歳代の女性ですが、家族の介助を受けトイレでの排泄が可能になりました。
20221102かわせみ6.JPG


介護保険はレンタルが原則!
   購入は年間10万円まで利用できる!   
住宅改修は20万円まで利用できる!
 

例えば・・・

〇手すり
ベッド横に置き型の手すりを設置することで、
起き上がりや立ち座り動作がスムーズになり転倒を予防できる場合があります。
20221102かわせみ7.png



20221102かわせみ8.png 〇歩行
歩行器や車椅子を活用することで、自分で移動が可能になる場合があります。
身体状況に合わせた車椅子を選択することで安楽な姿勢保持が可能になる場合があります。



〇排泄
ポータブルトイレを購入することでオムツ内に排尿しなくて済むようになります。
最近のポータブルトイレは、水洗機能、温水便座機能を搭載しているもの、排泄物を即座にラッピングして廃棄を簡単にして臭い問題を解消してくれるものがあります。ベッド上でのケアの身体的負担やオムツ(パット)購入のための経済的負担の軽減にもなります。
20221102かわせみ9.png

20221102かわせみ10.png 〇入浴
入浴は、日本人にとって大切な日常生活の一つです。
シャワチェアーやバスボード、浴槽手すり等を購入。
または、浴室内の必要な箇所に住宅改修で「手すり」を設置し
環境を整えることで・・・
安心・安全な入浴を実現できる可能性があります。

福祉用具を活用することは、自分でやりたいことを自分でするための道具だと思います。
病気や事故、誰かの手を借りなければならなくなった時にも、できる範囲で「自分でする」という姿勢を「自立支援」と言います。
福祉用具専門相談員は、ケアマネジャーと共に、最適な福祉用具を選ぶお手伝いをします。


かわせみ指定居宅介護支援事業所ブログ 第2号

(2022年9月 7日 17:39)(かわせみ)

かわせみ事業所の松本です。
今回は「食事と栄養」についてミニ情報をお伝えします。
 
ミニ情報 【栄養は健康の基本です】
健康な生活を維持するには適度な運動やリハビリに加え、
栄養バランスの良い食事を摂ることが不可欠です。

 
わたしは毎月担当ケースの利用者様宅を訪問し、食事の内容や食事量・水分摂取量等について
伺うことがあるのですが、栄養バランスについて配慮されている方が多く、
自分の食生活を振り返り反省することばかり…。

そんな中で、一人暮らしなので栄養面にはあまり気を配らなくなった…
ここ最近食欲がなくて困っている…
体重が徐々に減ってきて体力も減退している…
といった声をお聞きすることがありました。
20220907かわせみ1.png
 
病院や高齢者施設などでは管理栄養士による栄養管理が行われますが、
ご自宅ではそこまでのサポートや自己管理は困難ですよね。

まずは体重減少や、一日の食事量・回数は減っていないかをチェックし、
低栄養になっていないか注意してみてはいかがでしょうか。

      

☆低栄養のリスク
①認知機能低下
②病気にかかりやすい
③気力がなくなる
④骨量減少、骨折の危険増加
⑤免疫力や体力の低下
⑥筋肉量や筋力の低下
 
 
 夏の暑い時期など、食欲が低下したときは、少量でエネルギーやたんぱく質が摂取できる栄養補助食品が有効です。
最近はドリンクタイプやゼリータイプなど形状も豊富で、ドラッグストア等で購入できるところが増えていますが、
種類や目的の栄養素も多種多様ですので、担当医や店員に相談しながら選びましょう。

 
暑い時期は徐々に落ち着いてきましたが、まだ残暑が厳しい季節です。
食生活を大事にしながら健康に食欲の秋を迎えていきましょう!
20220907かわせみ2.png

かわせみ指定居宅介護支援事業所ブログ 第1号

(2022年6月 3日 14:28)(かわせみ)

はじめまして!
かわせみ事業所の高波です。
事業所には、私たち2名のケアマネジャーが在籍しています。

ブログ用写真.png
 
 
事業所の紹介
指定居宅介護支援事業所とは、介護全般のご相談に応じケアプラン作成を行うケアマネジャーの事務所です。
介護保険のサービスが利用できるよう、ケアマネジャーが自宅に訪問し介護保険のサービスが利用できるようお手伝いします。
 
例えば・・・

家でゴロゴロ寝てばかり。身体が弱らないかなぁ ブログ1.png
・家の中は段差がいっぱい。転んで怪我しないかなぁ
・物忘れがあり困っている
・老々介護で疲れてしまう
・仕事と介護を両立させたい
・コロナで面会ができず会えず心残り。最後は家で過ごさせてあげたい
・退院してきたけど元気がないなぁ

・・・等々、心配ごとや悩み事をご本人、ご家族と一緒に考えていきます
介護保険のこと!
介護保険サービスのこと!色々ご説明します。
ご本人、ご家族のお話を伺いながら、住み慣れた家で暮らしていけるようお手伝いします。
 
ひとりで悩んで困っていませんか?
小さなことでも良いので・・・ご相談ください
ブログ2.png
細々ではありますが
事例紹介や介護保険ミニ情報など!!!
みなさんに発信していきたいと思います。
宜しくお願いします。
 
 
 
 
 

ミニ情報
熱中症は、予防が大事!
「3密」を避けながら十分な対策を・・・
暑さを避け、こまめな水分・塩分・スポーツドリンクなど補給しましよう。
毎年7月~8月に多く発生!
necchusyou_ojiisan.png
 
熱中症の症状として・・・
めまい・冷や汗・手足のけいれん・倦怠感・こむら返り・意識障害など。
 
熱中症かも?と感じたら、経口補水液が(OS-1など)お勧め。
一般的なスポーツドリンクは、汗をかく場面の水分補給にお勧め。
スポーツドリンクは、糖質の摂りすぎに繋がるので飲みすぎに注意が必要です。
 
気温、湿度の高い中でマスクをすると熱中症のリスクが高くなります。
屋外で人と十分な距離(2m以上)が確保できる場合は、マスクをはずしましょう。
マスクをしている時は、負荷のかかる作業や運動を避け、周囲の人との距離を十分にとったうえで、適宜マスクを外して休憩を!!
 
汗でナトリウム、カリウム、マグネシウム、亜鉛、鉄等が失われます。
中でもカリウムは失われる量が多く、食べ物から補給する必要があります。
 
 
先日、テレビで紹介されていました。   
キウイ+塩も効果的!!!キウイ1個に塩約0.5g。 
character_kiwi.png   
キウイには、カリウム、マグネシウムなどミネナルが含まれているそうです。
塩をプラスで効果発揮。お好みでヨーグルトに添えてもOK。
 
 
十分な睡眠と栄養と水分をしっかりとり、体調を整えておくことが大切です。
今年の夏も元気に乗り切りましょう。