(2024年10月 4日 14:30)(かわせみ)
かわせみ事業所の高波です。秋の季節となりました。 感染症が流行る季節でもありますので、 手洗い、うがいの習慣と栄養と睡眠を 十分とるように心がけましょう。 |
今回は、福祉用具に係る貸与と購入に選択性についてお伝えします。
令和6年4月より一部の福祉用具について貸与(レンタル)と販売(購入)の選択制が導入されることになりました。(福祉用具の制度改定)
〇選択制の対象となる福祉用具の種目・種類
- 固定用スロープ(段差解消のためのもので、取付けに際し工事を伴わないものに限る)
- 歩行器(車輪やキャスターが付いている歩行車を除く)
- 単点杖(松葉杖を除く)
- 多点杖(複数の杖先を持つ杖)
利用者様等の意思決定に基づき、貸与または購入を選択することができます。
担当のケアマネジャーは、主治医やリハビリ職員などから意見を聴取しご本人等と相談することになります。
〇メリットとデメリット
・長期間のレンタルが見込まれる場合は販売の方が利用者負担額を抑えられます。
・短期利用が見込まれる場合は、適時適切な福祉用具に交換できる貸与が適しています。
・レンタルであれば、メンテナンス費用、返品、交換してもらえます。
・購入の場合、メンテナンス、修理などが自費負担となります。
・破棄する場合、レンタルであれば業者に引き下げを依頼することができますが、購入の場合は廃棄処分となります。
廃棄方法、家庭ごみで廃棄できるのか、処分費用がかかるのか等事前に確認する必要があります
私が担当しているご利用者様の中にも・・・
外出用としてロフストランドクラッチ杖をレンタルしている方や自宅内を車椅子で移動している方で段差解消のためスロープを長期間レンタルしている方がいます。
長い目でみれば、毎月レンタルするより購入を選択した方が経済的な負担を軽減できる可能性があります。
メリット、デメリットを担当のケアマネジャーや福祉用具担当者等と相談して、レンタル
または購入を選択しましょう。