(2020年7月16日 09:06)(外来リハビリブログ)
こんにちは!外来リハビリチームです。
夏が来て、外でスポーツに興じられる方も多いと思います。
昔は運動する前には必ず↓のようなストレッチをしていたかと思います。
今は運動前に静的(動かないで伸ばし続ける)ストレッチを行うことは力の発揮を妨げたり、
ケガの危険性が上がると言われるようになりました。
では実際、何秒のストレッチは良いのか?運動前のウォーミングアップにはストレッチ以外には何が良いのか?ということがあります。
ストレッチの時間に関しては30秒間以上の静的なストレッチでは力の発揮が弱くなるが、
柔軟性が改善し、短い時間(6秒程度)では柔軟性は改善しないが力の発揮は強まると報告されています。
運動前のストレッチ以外のウォーミングアップにはウォーキングや軽いジョギングがおすすめです。
目的としては身体(筋肉)を温めることが目的です。
温めることで柔軟性も上がりますし力も入りやすくなります。時間は10~20分程度行うことが推奨されています。
まとめると、運動前はウォーキングやジョギングで体を温めてほぐし
運動後は体をほぐすためにストレッチをすることをお勧めします!
参考文献
1)Kay AD, Blazevich AJ: Effect of acute static stretch on maximal muscle performance. Med Sci Sports Exerc 44: 154-164, 2012.
2)谷澤 他 短時間の静的ストレッチングが柔軟性および筋出力に及ぼす影響 理学療法―臨床・研究・教育21:51-55,2014.