北海道千歳市リハビリ病院 痛みを予防しよう!シリーズ ~膝編~

(2020年8月17日 10:38)(外来リハビリブログ)

こんにちは!
北星病院外来リハビリ班です。

お盆も過ぎて北海道は夏が終わりに差し掛かっていますね。

お盆中はお墓参りなどでいつもより沢山歩いた方もいると思います。

患者様の中でも歩きすぎて膝が痛くなったと言われる方もいました。

今回からは複数回に分けて、【関節の痛みを予防しよう!シリーズ】
と題して行っていこうと思います。


関節第1弾はです!

膝が痛いと言われる方の多くは変形性膝関節症の可能性があります。

変形性膝関節症とは膝の痛みが出たり水が溜まって動かしにくくなったりする状態の
事です。

また、末期になるとレントゲン上では関節の隙間が無くなってきたりする
状態になります。

日本人では女性の方がなりやすくO脚といわれるような
がに股になりやすくなるとも言われています。

痛みがあるからといって一概に関節がすり減って痛いと感じているとは限りません。

なので適切に運動やストレッチを行えば痛まないように予防していくことも
可能となります。

まずは膝のO脚チェックです。

まっすぐに立った状態で両足の間が指2本分以上の人は開きすぎかもしれません。
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予防するための運動は次回に紹介させていただきます!

北海道千歳市リハビリ病院 外来リハビリ班、朝練で知識・技術向上中④

(2020年8月12日 13:02)(外来リハビリブログ)

こんにちは!
北星病院外来リハビリ班です。

本日は朝練です。
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今回のテーマは股関節周囲の筋肉です。

股関節の筋肉が硬いと股関節が動かしにくくなったり痛みが出る可能性の他にも
腰や膝の症状の原因の1つになったりもします。

お尻周りの筋肉と言っても表面から深いところまであります。
深いところは強く触ると痛みを感じやすいので痛みが出ないように工夫して触る事も重要です。

次回も頑張ります!
北海道千歳市リハビリ病院 筋トレとタンパク質の摂取に関して

(2020年8月 7日 10:06)(外来リハビリブログ)

こんにちは!
北星病院リハビリ班です。

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朝の就業前や昼休みに
筋トレをしている職員が増えています。

世間でもフィットネスブームで
数年前より運動している人が右肩上がりに
増加していると言われています。

しかし、残念な事に運動しても
タンパク質(筋肉の元となるもの)をしっかり取ってない人が多いです。

特にこの時期は夏バテのようになる方も多く
一生懸命食べてると言われる方も米やパンは食べていてもタンパク質が不足しているような印象を受けます。

タンパク質は肉や魚、乳製品などに多く含まれていて身体の中で筋肉の元となるのはもちろんですが
髪の毛や爪、身体の調子を整えるホルモンの源にもなります。


しっかり運動していてもタンパク質が不足していると、むしろ筋肉が減ってしまう事もあります。


では、1日にどれくらいタンパク質を取ったら良いのか?ということですが

厚生労働省の基準では体重1kgあたり0.66g
つまり体重60kgの人は39.6gのタンパク質が最低でも必要になります。

注意することは「最低でも」ということです。
それ以下の人は普通に生活しているだけでも筋肉が減ってしまうということです。

これから更に筋肉をつけていきたいといった方はそれ以上の量が必要になります。

別の研究では筋力増強に体重1kgあたり1.62g必要との報告もあります。

体重60kgの人では97.2g必要になります。

ちなみに肉100gでだいたいタンパク質は20gです。(本当にアバウトです)

1日の食事を思い返していかがでしょうか?
夏の暑さに負けずしっかり食べましょう!


参考文献
1)厚生労働省 日本人の食事摂取基準(2020年版)
2)Moore D,A systematic review, meta-analysis and meta-regression of the effect of protein supplementation on resistance training-induced gains in muscle mass and strength in healthy adults.American Journal of Clinical Nutrition · January 2009
北海道千歳市病院 療養病棟「寝たきり」にしない!

(2020年8月 5日 17:36)()

こんにちは!
北星病院広報部です!

今日は療養病棟のご紹介です♪

当院療養病棟では現在、こころと体を元気にすることを目指し、
日々のリハビリの中で積極的な離床を勧めています!

『離床』とは、
文字通り『寝床を離れること』です!

さまざまな疾患により
自力で起き上がることが出来なかったり
座り続けていられないと、
少しずつベッドで過ごす時間が増え、
寝たきりになってしまう危険性があります。

離床をすると…
心肺機能の向上や痰の貯留改善、
認知症予防などいいことがたくさんあります!

療養病棟では、私たちが関わらないと
寝床を離れられない患者様が多数入院しております。


しかし現在、療養病棟では
なんと!!︎入院患者さんの約7割が
車椅子に乗車しているのです!!
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多くの患者さんが、車椅子に乗り
景色を眺めたり、簡単な運動をすることができる機会が増えています!

体の状態は、みなさまそれぞれ異なるので
離床時間5分の方から1時間の方
椅子の方、リクライニング付き車椅子の方など
安全に離床出来る方法を選んで
実施させていただいています!

現在は
ソーシャルディスタンス確保や三密回避の観点から
みなさんで向かい合ってわいわい集まることは出来ませんが、
リハビリの時間内で数人ずつデイルームに出て
過ごしています!

そして先月ご紹介した回復期病棟に続き、
療養病棟、一般病棟でも笹の葉が…!
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暑い日が続きますが、
水分補給をしっかりして
みなさん元気に過ごしましょう!

以上、広報部でした♪
北海道千歳市リハビリ病院 外来リハビリ班、朝練で知識・技術向上中③

(2020年8月 4日 14:48)(外来リハビリブログ)

こんにちは!
北星病院リハビリ班です。

本日は朝練です!

今回のテーマは手関節疾患の橈骨遠位端骨折です。

別名コーレス骨折と言います。腕の骨の骨折です。



高齢者の3大骨折の1つで転倒した時に地面に手をついた際に骨折することが多いと言われています。

今回は手首の骨の触診を水性マジックで
実際に皮膚に書いて練習しました。
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手の感覚と目で見る視覚の両方でより立体的に骨を触る練習です。


基本がいつまでも大事なので骨や筋肉の触診はいつになっても重要です。

次回も頑張ります!

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