定例健康教室開催!

(2023年8月29日 15:41)(外来リハビリブログ)

こんにちは!
北星病院外来リハビリ班です。
 
8月24日に毎月行っている健康教室を開催致しました!
今回は「腰からくる足の痺れ予防について」をテーマとし、15名の方に参加いただきました。
 
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内容は下肢の痺れについての座学を行った後、自身の身体チェックを行いました。
 
その後に座って行うことができる下肢の痺れ予防運動を皆様と一緒に実施しました!
 
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教室の後半では当院薬剤師から「下肢の痺れに対するお薬について」をテーマとした講義もありました。
 
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次回の健康教室は9月28日(木)13:00〜14:00開催予定です。
お申し込みは電話(0123-24-1121)で承っておりますので、参加希望の方は是非お問い合せください!
(内容は手の痺れに関してです)
通所リハビリブログ第132号 靴下はけるやーつ

(2023年8月25日 17:31)(通所リハビリブログ)

みなさん、こんにちは。
通所リハビリセンター理学療法士の三上です。

今回から、いちばんぼし(北星病院広報誌)にて
自宅で活用出来る便利グッズの作成方法を記載していきます。
同時にこちらのブログでも発信していきますので、
皆さんに見て頂き興味を持ってもらえたらなと思います。
 
初回は「靴下はけるやーつ」に関して紹介します。

股関節や膝の疾患などにより「足が曲がりにくい」、
「体が硬くてつま先まで届かない…」などの理由で
靴下が上手く履けない。
という方に対して役立つ便利グッズとなっています。

簡単に作成できますので、ぜひ作ってみましょう!


用意する物

道具
・ハサミ
・両面テープorボンド(フェルトを張り付けるのに必要)
・パンチ等(〇穴開ける為)

材料
・型紙(くつしたはけるやーつの型紙)
 こちらをお使いください。
・下敷きやファイルなどのプラスチック素材
(少し硬め素材がおすすめ)
・フェルトまたは布
・紐(1.5m程度)
 

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型紙に沿ってペンで下敷きにかたどります。
もしくは貼り付けても良いです。
準備が出来たらハサミで切ります。
※切り口などでケガをしない様に注意して下さい。


写真②.png
 
型紙通り切り取ったら、
フェルトを切り取り下敷きに貼り付けます。


写真③.png 写真④.png


貼り付けると、こんな感じです。

写真⑤.png
 

フェルトを両面テープ等で張り付けた後は、
紐を通す為穴あけパンチで穴をあけます。


写真⑥.png
 
 
 穴を2つ空けたら、片方ずつ紐を通していきます。


写真⑦.png
 
 
両方の穴に紐を通したら完成です!


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 ~使い方~
①完成したプラスチック素材を丸め靴下をつけます。


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 ②足を入れて引っ張ると…


写真⑩.png
 
かがまずに綺麗に履けます!
 

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今回は北星病院通所リハビリセンターの
ご利用者様と一緒に作成しました。

通所リハビリではご利用者と催事等で使う小物の作成を一緒に行い、
机上での指先の訓練として楽しみながら実施して頂いています。
これからもご利用者様と一緒に便利グッズを作成し、
皆さんへ発信していきたいと思います!

今後ともよろしくお願いいたします。

要注意!熱中症

(2023年8月24日 15:19)(外来リハビリブログ)

こんにちは!
北星病院外来リハビリ班です。

夏の暑さが厳しいですね
外で運動したり遊んだりするときに
熱中症になって具合が悪くなる方が多くいるかと思います。
本日は熱中症を予防するために気をつけることを紹介したいと思います

そもそも熱中症とは…
自分の身体で作る熱と身体から出ていく熱のバランスが崩れて
自分の身体の中に熱が残りすぎている状態です。

具体的な症状としては以下のようになります。
また病院受診の基準も合わせてご覧ください。
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実際に症状が出てしまってからは温度が低いところで水分補給を
したり、病院へ受診するといった方法がありますが
重要なのは予防していくことになります。

予防の方法としてはいくつかありますが
簡単な方法としては水分補給になります。
水分摂取をすることで体温を下げたり
汗をかいて失っていく成分を補給することができます。

『水分』補給とありますが水だけを摂取すれば良いわけではありません。
私たちの身体の血液は少しの塩分の入った水と同じ浸透圧の血液が流れています。
汗の中には水だけではなく塩分も一緒に身体の外に排出されてしまうので
水だけを運動中などに補給してしまうと身体の反応で、これ以上血液中の
浸透圧を下げないように水を飲む気がなくなってしまいます。
なので水と同時に塩分も摂取していく必要があります。

具体的にどのくらいの量を摂取すれば良いのかですが…
基本的には
マラソン競技では1時間あたり400〜800mlと言われています。
しかしその日の気温や体調、運動の強さなどによっても変化しますので
喉が渇いたと感じる前にこまめに水分を摂取していくことが望ましいと思います。
体重が2%以上減っていれば(体重60kgの人は1.2kg減少以上)
その後0.3%ごとに深部体温が約0.3℃上昇していくと言われています。
なので運動後に体重を確認し2%以上減少しているようであれば
摂取不足なので要注意となります。

種類に関しては具体的な商品名は避けますが
スポーツドリンクの中でも
人の血液の浸透圧より低いものを選べば吸収速度は速いので
運動中に適していると言えます。
(興味がある方はスポーツ飲料の公式サイトを色々見てみてください)


参考文献
①熱中症診療ガイドライン 2015
②呉泰雄 運動中のハイポトニック飲料の自由摂取が体液および電解質バランスに及ぼす影響 スポーツ科学研究, 8, 144-154, 2011 年
③競技者のための暑熱対策ガイドブック(独立行政法人日本スポーツ振興センター 国立スポーツ科学センター)
④スポーツ活動中の熱中症予防ガイドブック(日本スポーツ協会)
3階病棟 ot向井の日記

(2023年8月23日 15:26)()

第一節 鉄砲と氷と夏祭り
 
今年もなんと夏祭りを開催しました!
内容は射的とかき氷!この夏にピッタリですね!
 
射的は「え〜できるかな〜」と言っていた患者さんもひとたび鉄砲を握れば百発百中で的であるリハビリ職員を撃ち抜いていました!

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かき氷はイチゴとメロンとブルーハワイの三種類をご用意!皆さんに好きな味を選んでもらいました!僕はブルーハワイが好きですね〜

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祭りばやしを聴きながら「懐かしいね〜」「お祭りの曲だね!」と楽しんで頂きました!
来年も盛大にできるといいですね〜!
最後に今年のお祭り軍団です。ニッコニコです。

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第二節 キズと順序と勉強会
 
僕たち作業療法士はただのお祭り軍団ではないのです。勉強会にも勤しんでおりましてその様子もお届けします!
今回のテーマは「褥瘡」でした!
褥瘡の写真を発生から治癒まで並び替えております。改めて出題されると悩ましいものでした。
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何歳になっても勉強の繰り返しですね!
以上作業療法の向井でした。水分補給はこまめに!
運動と美肌の関係

(2023年8月23日 11:27)(外来リハビリブログ)

こんにちは!
北星病院外来リハビリ版です。

今回のテーマは『運動と美肌』です
以前から、運動と肌の関係は報告されてきましたが
新たに、2023年立命館大学の研究で有酸素運動と筋力トレーニング実施後の
肌への影響について、新たに報告されました

日本人中年女性での参加者を、有酸素運動(自転車エルゴメーター)グループと
筋力トレーニンググループ(レッグプレス、アームカールなどジムにある一般的なマシンを使用)の2つに分けて16週間の実施を行いました

実験前に①皮膚特性②体組成③身体能力④採血を行い実験後も再測定を行いました

結果として、どちらの運動も皮膚の弾力性と上部真皮構造を大幅に改善し、筋力トレーニングは真皮の厚さも改善しました
※真皮の厚さ:顔のシワ、たるみなどの見た目に関係

上記のような結果から健康を保つために運動することはもちろんですが美容目的にも
運動が必要なことがわかるかと思います
更に、今回の研究では日本人での研究ということもあり、より身近に必要性を意識することができるのではないでしょうか?

こんなおもしろい研究結果がありましたのでシェアさせていただきました!



引用文献
Shu Nishikori1,2, Jun Yasuda1, Kao Murata1, Junya Takegaki1, Yasuko Harada2, Yuki Shirai2, Satoshi Fujita1 1 立命館大学 スポーツ健康科学部 2 ポーラ化成工業株式会社 フロンティアリサーチセンター
Resistance training rejuvenates aging skin by reducing circulating inflammatory factors and enhancing dermal extracellular matrices(レジスタンス運動は血中の炎症因子を減少させ真皮の細胞外基質を増加させることにより皮膚の老化を改善する) Scientific Reports 2023