かわせみ指定居宅介護支援事業所ブログ 第3号

(2022年11月 2日 13:12)(かわせみ)

かわせみ事業所の髙波です。
今回は、住宅改修や福祉用具レンタル、福祉用具購入で生活がしやすくなった例を紹介します。

20221102かわせみ1.png    20221102かわせみ2.png
◆住宅改修
左片麻痺のある50歳代女性。杖歩行。
この写真のように玄関フロアーをドアまで広げたことで、ドアの施錠、開錠が一人でできるようになりました。



20221102かわせみ3.jpg ◆住宅改修

左上下肢麻痺が軽度ある男性。外階段に手すりを設置したことで、一人で階段昇降ができるようになりました。
階段面に滑り止めを設置したことで冬でも安心!
車椅子が必要な方は、階段にスロープを設置することで外出動作が容易になります。

◆レンタル

歩行にふらつきのある80歳代女性。
トイレ前に手すりを連続して設置したことで、
軽介助で移動ができるようになりました。
20221102かわせみ4.JPG


20221102かわせみ5.jpg ◆購入

浴槽に浴槽台を設置することで、半身浴にはなりますが浴槽からの立ち上がり動作がスムーズになり介助者の入浴介助の負担が軽減されました。


◆レンタル

この機械!「スカイリフト」と言います。
立位保持ができない70歳代の女性ですが、家族の介助を受けトイレでの排泄が可能になりました。
20221102かわせみ6.JPG


介護保険はレンタルが原則!
   購入は年間10万円まで利用できる!   
住宅改修は20万円まで利用できる!
 

例えば・・・

〇手すり
ベッド横に置き型の手すりを設置することで、
起き上がりや立ち座り動作がスムーズになり転倒を予防できる場合があります。
20221102かわせみ7.png



20221102かわせみ8.png 〇歩行
歩行器や車椅子を活用することで、自分で移動が可能になる場合があります。
身体状況に合わせた車椅子を選択することで安楽な姿勢保持が可能になる場合があります。



〇排泄
ポータブルトイレを購入することでオムツ内に排尿しなくて済むようになります。
最近のポータブルトイレは、水洗機能、温水便座機能を搭載しているもの、排泄物を即座にラッピングして廃棄を簡単にして臭い問題を解消してくれるものがあります。ベッド上でのケアの身体的負担やオムツ(パット)購入のための経済的負担の軽減にもなります。
20221102かわせみ9.png

20221102かわせみ10.png 〇入浴
入浴は、日本人にとって大切な日常生活の一つです。
シャワチェアーやバスボード、浴槽手すり等を購入。
または、浴室内の必要な箇所に住宅改修で「手すり」を設置し
環境を整えることで・・・
安心・安全な入浴を実現できる可能性があります。

福祉用具を活用することは、自分でやりたいことを自分でするための道具だと思います。
病気や事故、誰かの手を借りなければならなくなった時にも、できる範囲で「自分でする」という姿勢を「自立支援」と言います。
福祉用具専門相談員は、ケアマネジャーと共に、最適な福祉用具を選ぶお手伝いをします。


北海道千歳市リハビリ病院 外来リハビリ班、朝練で知識・技術向上中 R4.No.12.

(2022年10月24日 13:44)(外来リハビリブログ)

こんにちは
北星病院外来リハビリ班です!

朝練です。
前回までのテーマは膝でしたが、今回のテーマは
「産後の身体の変化」です。


当院にも産前・後での腰痛や骨盤の痛みを訴える方が来院されます。
全国的にみても近年ではリハビリの学会でのウィメンズヘルスなどの分野での研究や学会が開催されてきているなど
盛り上がりをみせている分野でもあります。

本日の朝練では妊娠前後での女性の身体の変化、それに伴い陥りやすい姿勢や
痛くなりやすい(負担のかかりやすい)関節に関しても学びました。

患者様はもちろんのこと、家族や身の回りの産前後の方への理解が深まる事
女性だけでなく男性もこの分野を学んでいくことは重要だと感じます。

長山43.jpg


通所リハビリブログ 106号

(2022年10月21日 13:33)(通所リハビリブログ)

こんにちは!北星病院通所リハビリ広報部です。
昼夜の寒暖の差が大きくなり少しずつ木々の葉も色づいてきましたね!
 
通所リハビリセンターでも紅葉気分を味わえるようもみじの木を作成中です。
皆様には指先のリハビリを兼ねてもみじの葉を切り抜いていただきました。


写真1.png 写真2.JPG


もみじの葉の細かな切り方が必要とされているため、集中しながら丁寧に切っていただきました。
切っていただいた後は歩行練習の途中で張っていただいています。
 

写真3.png 写真4.png


これからたくさんの葉がつくのが楽しみですね!

写真5.JPG

通所リハビリセンターでは、季節ごとに様々な掲示物をご利用者様と一緒に作成しています!
今後もぜひお楽しみに!(^^)/
 
(TEL:0123‐29‐5035 相談員 濱田)
 


 

減量時の睡眠時間について

(2022年10月16日 00:16)(外来リハビリブログ)

こんにちは!
北星病院外来リハビリ班です。

今回のテーマは「減量のための睡眠時間」です。

紹介する論文では同一条件で睡眠時間のみ8.5時間と5.5時間のグループでの比較をしたものです。
カロリー制限は全員一律の基準を設けて設定されています。
ちなみに期間としては14日間で行なっています。

結果としてはどちらも約3kg減量できていますが
内訳が大きく異なってきます。

睡眠時間が5.5時間のグループでは脂肪の減少が0.6kg、除脂肪量(脂肪以外の部分、主に筋肉量)は2.4kgとなっています。
対して睡眠時間が8.5時間のグループでは脂肪の減少が1.4kg、除脂肪量が1.5kgとなっています。
脂肪の減少率に大きな差が出てきてしまっています。

減量を考えている方、減量中でなかなか脂肪が減らないと悩んでいる方は睡眠時間の見直しも必要かもしてません…


自分もいますぐに寝ます
皆さんも一緒に減量頑張りましょう!


参考文献
Arlet V. Nedeltcheva Insufficient sleep undermines dietary efforts to reduce adiposity Ann Intern Med. Author manuscript; available in PMC 2011 Apr 5.



北海道千歳市リハビリ病院 外来リハビリ班、朝練で知識・技術向上中 R4.No.11.

(2022年10月15日 23:37)(外来リハビリブログ)

こんにちは
北星病院外来リハビリ班です!

今回は朝練での膝関節疾患3回目(最終回)の勉強をしました。
 
変形性膝関節症の患者様の膝は脛骨という脛の骨がずれていると言われており、
 
多くは前方や外側にねじれるようにずれると言われています。
 
 
 
膝の骨がずれていることで、体重をかけた時に膝関節にかかる負担が増加し、(外部膝内反モーメントの増大)
関節痛や軟骨摩耗の加速につながります。
 
 
 
膝関節は大まかにみると曲げる・伸ばす動きをしますが、
 
細かく見ていくと捻じれの動きを伴う関節です。
 
膝が曲ったまま伸びなくなってしまう屈曲拘縮などの症状も
 
治療上重要な所見ですが、膝の捻じれ(回旋不安定性)についてみていくことで
 
治療の選択幅が広がるものと期待しています。
 
S__20611110.jpg
 
患者様の状態を細かく観察し、少しでも患者様の痛みの改善に貢献できるよう
 
頑張っていきたいと思います。