睡眠不足と筋出力(力の出方)

(2022年11月29日 16:37)(外来リハビリブログ)

こんにちは!
北星病院外来リハビリ班です。

睡眠不足の状態ではベンチプレス、スクワットなどの総負荷量(どれだけ一回の筋トレで量をこなせるか)が減少することが報告されています。
ちなみに最大筋力(一回の最大の力で何Kg挙がるか)には差がないとも報告されています。

筋トレはある程度の量をこなさないと筋肥大が起こることも難しいでの
筋トレは前の日から始まっているということになります。(しっかり寝て翌日の筋トレに備える)

睡眠不足に関しての過去記事も参照ください!
↓↓↓

睡眠不足と怪我の関係

https://www.hokusei.or.jp/hokuman/2021/03/post-322.html

睡眠不足とダイエットの関係
https://www.hokusei.or.jp/hokuman/2022/06/post-418.html

参考文献
Cook C, et al. Acute caffeine ingestion's increase of voluntarily chosen resistance-training load after limited sleep. Int J Sport Nutr Exerc Metab. 2012 Jun;22(3):157-64.
健康のための散歩、有酸素運動の量に関して

(2022年11月29日 16:08)(外来リハビリブログ)

こんにちは!
北星病院外来リハビリ班です。

冬が近づいてきて健康のためのウォーキングもおっくうになってきてませんか?
個人的にはスーパーマーケットで1周するところを2周したり
千歳は空港に近いので空港の中を散歩したり(患者様に教えてもらいました!)が
良い方法ではないかと思います。

北海道は雪が道路にある状態が半年ほどありますので
家にこもって春に転倒される方も多いので気をつける必要がありますね。

ウォーキングに関しては1日8000歩以上歩いていると全死因死亡率(人口に対して全死因の死亡が何人あったかの指標)が低下すると報告されています。
(ちなみに4000歩以下だと419人死亡、8000歩以上だと176人死亡)
上記に関しては歩数のみに注目するのではなく1日8000歩、歩けるような身体をどうやって
維持していくかを考えた方が良いと思います。

有酸素運動(ランニングなど)に関しては1週間に1~3時間が推奨されています。

これからの季節転倒には気をつけて
運動量を確保しましょう!


参考文献
Pedro F. Saint-Maurice, PhD Association of Daily Step Count and Step Intensity With Mortality Among US Adults JAMA. 2020 Mar 24; 323(12): 1151–1160.

Carver J Coleman Dose–response association of aerobic and muscle-strengthening physical activity with mortality: a national cohort study of 416 420 US adults 
職員ダイエット企画第2弾開始!

(2022年11月29日 15:56)(外来リハビリブログ)

こんにちは!
北星病院外来リハビリ班です。

職員ダイエット企画第2弾開始となりました。
今回は5名の職員を対象に食事指導、運動、生活指導などを行い
筋肉量を落とさず脂肪のみのカットを目指して頑張っていきます。

食事指導に関しては毎日の報告をアプリを使用して行なっていきます。
運動は週に2回程度、必要であれば自宅での自主トレも指導して行なっていきます。

運動も大事ですが、いかに食事をコントロールできるかが重要になってきます。
3ヶ月後の結果報告もお楽しみに!


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北海道千歳市リハビリ病院 外来リハビリ班、朝練で知識・技術向上中 R4.No.13.

(2022年11月29日 10:01)(外来リハビリブログ)

こんにちは
北星病院外来リハビリ班です!

朝練です。
本日のテーマは『筋膜』です。
最近、TVでもYouTubeなどでも取り上げられていることが多いので
目にしたことがある方もいるのではないでしょうか?

講習会にスタッフが参加したため早速、伝達講習です。
筋膜とは何か?ですが
身体(筋肉や神経・血管など)を覆っている膜です。
手術や怪我、骨折などで一時的に身体を固定した状態などの後に影響がある可能性があります。

リハビリでは、筋肉や関節などに対して柔軟性向上のためのストレッチや
物理療法などを行ないますが筋膜も体の一部分ですのでしっかりとみていきます。

今回は概要、触診方法などを行いました。
患者様へ実施する前にどれだけの力を加えると反応があるのか?
どれだけ痛みが出るのか?痛くないように触診できるか?を練習していきました。


次回も頑張ります!


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雪かきでの障害予防

(2022年11月29日 01:59)(外来リハビリブログ)

こんにちは!

北星病院外来リハビリ班です。

 

だんだんと寒くなり、もうすぐ雪が見れそうですね!

楽しみな人も去年の記録的な大雪を思い出して気持ちが重くなる人もいるでしょう。

 

今回のテーマは雪かきでの障害予防です。

これからの季節に体を痛めないように予習しておきましょう。

 

スコップでの雪かきの際に足元に雪を投げるのか

山を作っていくために頭くらいの高さに雪を投げるのかなどを

比較した研究があります。

 

結果としては雪を投げる高さには大きな差はなく

60回程度、雪かきの動きを繰り返すと太ももの前側の筋肉の活動が低下(疲労)し

腰の筋肉の活動量が上がってしまう(頑張り過ぎてしまう)というものでした。

 

なので、ある程度の回数をやると一時的に休息を入れて太ももの筋肉を

休ませる必要がある(休まないと腰の筋肉が頑張り過ぎてしまう)ということになります。

研究では対象者が学生であったため、普段から運動しない方や年配の方は

少ない回数でも休みながら雪かきをする方が良いと思われます。

また、普段からスクワットなどを行い太ももの筋肉を強化しておくというのも予防としてはオススメします。

 

 

手首を痛めないためのテーピングに関しては以下も参照ください!

https://www.hokusei.or.jp/hokuman/2022/02/post-389.html

 

 

参考文献

①田中 ショベリング除雪反復動作における投擲高さが 筋疲労に及ぼす影響 理学療法科学 304):609–6142015