(2022年6月 2日 15:47)(外来リハビリブログ)
こんにちは!
北星病院外来リハビリ班です。
本日はストレッチの基本を紹介します。
よくTVなどでストレッチ方法を見た患者様から
どのくらいの時間で、どのくらいの強さでやった方が
柔らかくなるのか?効果が出やすいのか?という質問を
いただく事があるのでまとめてみました。
強さとしては強い程効率が良い(柔らかくなりやすい)と言われています。
目安としてはストレッチで脚を伸ばし始めて、つっぱりや重たさを感じるポイントがあると思います。
そのポイントよりも、少し伸ばす状態がより効率の良いポイントになります。
一回の時間としては、上記の負荷で実施するとすれば
60秒がおすすめです。
少し負荷を落として実施するとすれば120~180秒ほどがおすすめです。
とりあえずの目標としてどれくらいの期間続ければ?というところでは
継続していく中で効果が出るラインとして、(週4回、4週間実施した研究では)2週目以降になってくると報告されています。(平賀 2018)
方法やちょっとした姿勢で伸ばしたいところが伸びなかったり
することもありますので、疑問等があれば是非相談ください。
地道に行っていく事で身体が徐々に変わってきます。
一緒に頑張りましょう!
参考文献
①Masatoshi Nakamura Static stretching duration needed to decrease passive stiffness of hamstring muscle-tendon unit The Journal of Physical Fitnes ...8 巻 (2019) 3 号
②Matsuo, Shingo Acute Effects of Different Stretching Durations on Passive Torque, Mobility, and Isometric Muscle Force Journal of Strength and Conditioning Research: December 2013 - Volume 27 - Issue 12 - p 3367-3376
③平賀 ストレッチの長期的効果の出現時期 2018
④Kosuke Takeuchi Association between static stretching load and changes in the flexibility of the hamstrings Scientific Reports
volume 11, Article number: 21778 (2021)