リハビリ外来班症例検討会!

(2022年3月29日 09:19)(外来リハビリブログ)

こんにちは!

北星病院外来リハビリ班です。


本日は朝から症例検討会を行いました。


症例検討会とは担当の患者様に関して

患者様のこうなりたいという所と

理学療法士、作業療法士から見て、この部分が必要だなと

いう所をどれだけ達成できそうか、どんな方法でリハビリを

行なっているかそれが妥当かを検討する会です。


要するに仕事のチェックですね。


今回は足部の靭帯損傷に関して発表してくれました。


足部疾患では運動中の捻挫などで当院に来られる事が多いです。

最初に腫れて柔軟性が低下したり、筋力が低下する事で

怪我をした部分が治った状態でも、足の機能が低下している事で

慢性足関節不安定症(CAI)と呼ばれるような状態になる事があります。


何度も捻挫をしてしまうような人は機能的に足部が回復しきっていない可能性が

あります。


今回の検討会ではしっかりと筋力発揮ができているかのテストや

足の固さを助長する筋肉の確認、高いパフォーマンスを達成する為には

何が必要か?などを確認しました。
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参考文献

①小林匠 慢性足関節不安定症(CAI)研究の 現状と課題
 
訪問リハビリブログ④ 『糖尿病ってなに?』

(2022年3月23日 09:00)(訪問リハビリブログ)

こんにちは! 北星病院 訪問リハビリの笠井です!
訪問リハビリブログでは、定期的に皆様にとって役立つ情報を発信していきたいと考えています。
 
それでは早速、今回のテーマはこちらです。
 
「糖尿病ってなに?」
普段からよく耳にする病名ですね。
よく耳にはしますが原因や症状などはご存知でしょうか?
今回は原因や日常生活の中でみられる症状を少しご紹介致します。
 
糖尿病とはインスリンが十分に働かないために血液中を流れるブドウ糖という糖(血糖)が増えてしまう病気です。インスリンは膵臓から出るホルモンであり、血糖を一定の範囲におさめる働きを担ってます。
血糖の濃度(血糖値)が何年間も高いままで放置されると、血管が傷つき、将来的に心臓病や失明、腎不全、足の切断といった、より重い病気につながります。
 
糖尿病は1型糖尿病・2型糖尿病があります。1型糖尿病は膵臓の機能低下により十分なインスリンを作る事が出来ない状態、2型糖尿病はインスリンは十分に作られているが運動不足や肥満によりインスリンの効力が低下している状態です。日本人の9割以上は2型糖尿病と言われております。
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糖尿病の症状でみられるものは「喉が渇く、水をよく飲む」、「尿の回数が増える」、「体重が減る」、「疲れやすくなる」などです。身近にこのような症状がみられている方はいませんか?
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血糖値がどんどん高くなると、意識障害に至ることも・・・怖いですね。
症状がなく糖尿病になっていることに気づいていない方も多く、かなり血糖値が高くなければ症状が現れにくいといく特徴があります。気付かないうちに血管がボロボロに・・・。
 
健康な方も糖尿病や予備軍の方も必見!
リハビリにて運動療法を行うことで血糖コントロールを改善し、心血管疾患のリスクファクターである肥満内臓脂肪の蓄積インスリン抵抗性脂質異常症高血圧症慢性炎症を改善し、QOLうつ状態改善、認知機能障害の改善効果が報告されております。
リハビリは身体機能だけでなく、血圧などについてもしっかりと管理しながら運動を行いますので、お気軽にご相談頂ければ幸いです。
 
北星病院 訪問リハビリテーション 相談窓口 0123-29-5035(担当:三上)


北海道千歳市リハビリ病院 外来リハビリ班、朝練で知識・技術向上中 R3.No.33.

(2022年3月17日 17:21)(外来リハビリブログ)

こんにちは!

北星病院外来リハビリ班です。


今週の朝練のテーマは仙腸関節痛です。

仙腸関節は腰の下にある骨盤の関節です。


腰が痛いと来院される方の中にも

部位をよく確認すると、この場所だったりします。


特徴としては指一本で痛みを表現できたり

椅子に座っているときや立つ瞬間などに痛みを感じる事が多いです


炎症などで関節が痛みを感じていたり関節に付着している靭帯などが伸長されて

痛みを感じる事があります。


本日は基本的な触診や骨盤のテスト(骨盤を圧迫したり脚を動かして骨盤に痛みが走るか?)

などの練習を行いました!


次回も頑張ります!
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参考文献

①Daisuke Kurosawa  A Diagnostic Scoring System for Sacroiliac Joint
Pain Originating from the Posterior Ligament  Pain Medicine 2017; 18:
228–238
スクワットの時どこをみる?

(2022年3月17日 17:12)(外来リハビリブログ)

こんにちは!

北星病院外来リハビリ班です。


みなさん運動していますか?

患者様の中にも脚の筋肉をつけるためにスクワットを

している人も多いです。


今回はスクワットの姿勢に関しての文献を紹介しようと思います。


スクワット時によく起こる姿勢の間違いとして

膝をたくさん曲げすぎて股関節の曲がりが不足している事があります。


スクワットは膝の筋肉を主に鍛える事ができる運動ですが

全身運動の面があることや日頃の生活での

動作に反映させるためには膝と一緒に股関節も曲がっていく(お腹を引き込んで)

必要があります。


その際に誤った動作(この場合股関節の曲がりの不足)を修正する際に

スクワット時の目線の向きがあります。


目線を下方へ向けた際には正面や、上を見ながらスクワットを行った際と比較すると

股関節の曲がりが増えたと報告されています。(David 2006)

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大事なことは鏡を見ながら自分の姿勢はどうかを見ながら行う事が重要ですが

姿勢を矯正する際に目線を気にしてみるのを試してみるのはいかがでしょうか?



引用文献

David V Donnelly The effect of the direction of gaze on the kinematics
of the squat exercise J Strength Cond Res. 2006 Feb;20(1):145-50. doi:
10.1519/R-16434.1.
 
橈骨遠位端骨折について

(2022年3月17日 17:10)(外来リハビリブログ)

こんにちは!

北星病院外来リハビリ班です。


みなさんは橈骨遠位端骨折(とうこつえんいたんこっせつ)というものを聞いたことはあるでしょうか?

高齢者の4大骨折の一つで女性に多いとされています。


場所は一般的な手首でイメージされる部分です。

転んだ際に手をついた時などに怪我をする事が多いです。

(立った状態から転んで骨折が全体の約半分以上を占めます)


場合によって手術することやギプス固定で骨が癒合するまで待つ場合もあります。

骨の状態にもよりますがギプス固定は4~6週間くらいとなっています。

リハビリの流れに関しては以下のようになります。(あくまで一例です)

ギプス固定中のリハビリとしては

骨折部以外の部分が硬くなってしまうことを予防するために

手指のストレッチや生活指導などを行なっていきます。

実際に早期に手指のストレッチなどを行なっていくことで

拘縮を予防できることも報告されています。


ギプス固定が外れた後は医師の指示を仰ぎながら

徐々に動かしたり運動したりしながら元の機能に近づけるように

していきます。


これからの季節、雪解けが始まり滑って転倒し骨折される方が増えていますので

気をつけていただければと思います。


参考文献

①理学療法ガイドライン第2班 医学書院

②Li-Chieh Kuo Is progressive early digit mobilization intervention
beneficial for patients with external fixation of distal radius
fracture? A pilot randomized controlled trial Clin Rehabil. 2013
Nov;27(11):983-93.