産後ケア教室:10月14日開催

(2021年10月20日 14:39)(外来リハビリブログ)

外来リハビリ班、加藤です!

10月14日(木)に第6回目の産後ケア教室を開催しました!
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今回をもって産後ケア教室の3ヶ月コースは無事に最後まで実施することができました。


最終回は『産後に必要な栄養』についてです★

出産後、育児に追われて自分の食事は後回しにしがちです。特に朝は時間がなく手軽に食べられる菓子パンなどの糖質(炭水化物)を多く含まれているものを摂取する機会が多いと思います。

5大栄養素である①タンパク質、②炭水化物、③脂質、④ビタミン、⑤ミネラルはバランス良く摂取する必要があります。

*タンパク質はカラダを作る栄養素
*炭水化物と脂質はカラダのエネルギー源
*ビタミン、ミネラルはカラダの調子を整える役割があります

バランスが良い食事とは??
まごわやさしい(=和食)を意識した食事がgoodです!また、朝ごはんを抜いている場合や朝昼兼用にしている方は1日のエネルギーになるので、朝食はしっかり食べましょう!

その他に、教室ではタンパク質、脂質についての必要な摂取量についてのお話をさせていただきました★
その後は総復習として今までやってきた運動を行いました。
首、肩から足まで全身の運動を実施し、かなりのボリュームだっだと思います!


最後である今回は筋肉量や身体機能チェックも実施し、参加してくださった皆さんが体重減少や柔軟性のアップなどカラダの変化を感じていただくことができました。

そして、運動を自宅でも継続することができました、これからも続けていきます。とのお声を聞けたことが何よりも嬉しかったです。

教室を実施する目的の一つ。
『カラダを見直すきっかけを提供したい』という想いをもってお話させていただいています。

ママの笑顔はお子様や家族の笑顔に繋がります。ご自身のカラダを整えて、楽しい育児ができるよう、これからも活動を続けていきます!!
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北海道千歳市リハビリ病院 外来リハビリ班、朝練で知識・技術向上中 R3.No.18.

(2021年10月18日 09:37)(外来リハビリブログ)

こんにちは!
北星病院外来リハビリ班です。

朝練です!

テーマは『胸郭、胸椎』です。

胸郭、胸椎は身体の軸となる所です。
柔軟性がなくなる事で特に近くの関節にも影響を及ぼしてきます。

例としては胸椎の運動制限が肩の屈曲(バンザイの動き)に影響すると
報告されています。(jack 2008)

背中が曲がっている人はバンザイをしても高く上げるのは
難しいですよね。

本日は外来班全員で触診の練習を行いました。
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次回も頑張ります!


引用文献
①Jack Crosbie Scapulohumeral rhythm and associated spinal motion Clin Biomech (Bristol, Avon). 2008 Feb;23(2)
通所リハビリブログ 第72号 吉本コンサート

(2021年10月15日 16:19)(通所リハビリブログ)

みなさんこんにちは!
北星病院通所リハビリ広報部です。
 
朝の気温が一桁になるなど、寒くなってきましたね(>_<)
暖房をいつからつけ始めるのか、今年も葛藤する時期がやってきました、、、
 
今回は9月末に行った「よしもとお笑い介護レク~オンライン~」の様子をお伝えします!
 
20211015コンサート①.JPG
 
このイベントは新型コロナウイルス感染拡大の影響で、様々なレクリエーションが
実施しにくくなっているなかで、ご利用者様の笑顔を引き出すべく、
吉本興業をはじめとする各社が共同で主催して開催してくださったものでした!
 
イベントでは、様々な芸人さんが簡単なレクリエーションを披露したり
オール巨人師匠の歌謡コンサートをリモートで鑑賞しました!
ご利用者様もリハビリの合間に見られ、なごまれていた様子でした(^^♪
 
「笑顔」にはストレスを軽減し、糖尿病の悪化を予防したり
認知症予防にもつながる効果があるとされています!
 
これからも皆様に楽しんでリハビリをしていただけるように
感染対策を行いながら様々なイベントを企画しておりますので、
ぜひお楽しみにしてください!
 
 
以上、北星病院通所リハビリ広報部でした!

北海道千歳市リハビリ病院 外来リハビリ班、朝練で知識・技術向上中 R3.No.17.

(2021年10月15日 16:14)(外来リハビリブログ)

こんにちは!

北星病院外来リハビリ班です。

朝練です!

本日のテーマは「除脂肪体重」です。

除脂肪体重とは、体重計などで出る『体重』から

脂肪分を引いた重さになります。

例:体重70kg  脂肪10kgの人の場合、除脂肪は60kgになります。

近年、この数字が体重以上に注目されています。

なぜかというと体重のみで身体を管理するより除脂肪でチェックした方が有効だからです。

スポーツ選手で身体を大きくするために体重を増やしなさいと、よく言われたことがある人が多いと思います。

でも、見かけでは体重が増えて体が大きくなったと思っていても

それが、筋肉なのか脂肪なのか判断がつかないからです。

当然、足の速さだったり、ジャンプ力だったりは脂肪が増えて

パフォーマンスが上がることはありません。

筋肉で増量しなければ良いパフォーマンスにはつながってきません。

リハビリでの関係もあります。

例として、変形性膝関節症の方でレントゲンでの検査で

かなり変形が進んだといった人が痛みがあるか無いかの要因として

肥満に関する項目があります。(特に女性では肥満傾向だと痛みと関連してきます。)

当院ではIn Bodyという体組成計で測定しますが

ご自宅でも体脂肪が測れる体重計であれば除脂肪体重を算出できますので

是非、身体の為にもお試しください!
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体組成に関しての過去記事もどうぞ!

https://www.hokusei.or.jp/hokuman/2020/06/post-212.html



参考文献

①渡邉 X 線学的重度な内側型変形性膝関節症の膝痛について
気をつけよう!転倒予防(環境:明るさ編)

(2021年10月15日 16:09)(外来リハビリブログ)

こんにちは!
北星病院外来リハビリ班です。

転倒予防です!

過去の転倒予防記事はこちらです。

https://www.hokusei.or.jp/hokuman/2021/09/post-360.html

https://www.hokusei.or.jp/hokuman/2021/09/post-362.html

https://www.hokusei.or.jp/hokuman/2021/10/post-366.html

本日のテーマは環境(自宅内など)の『明るさ』に関してです。

一般的にも暗いところでは転びやすいイメージがあるかと思います。

なぜ転びやすいのでしょうか?

ヒトのバランスは視覚や身体の感覚、三半規管の感覚でコントロールされていますが、大部分を視覚が補っているといわれています。


実際に暗いところ(10ルクス:映画館での上映前の暗さ程度)でバランスを検査した実験では明るいとことと比較すると重心の動揺(身体のふらつき)が増大傾向になると報告されています。(田頭)
 
また、暗いところからいきなり明るいところ(1000ルクス:コンビニやスーパーは平均1000〜2000ルクス)に入ることでも重心の動揺(ふらつき)が増加すると報告されています。(山坂)

上記のことから、夜中にトイレに行く際に暗さ・明るさのせいでふらつかないようにする為には
上映前の映画館の明るさ以上(10ルクス以上)〜コンビニより少しくらめの明るさ(1000ルクス以下)に家の廊下などを設定してはいかがでしょうか?


引用文献
①    田頭 室内の照度がバランスに及ぼす影響について 第43回日本理学療法学術大
②    山坂 室内照度が高齢者の立位安定性に及ぼす影響 第50回近畿理学療法学術大会