(2021年10月 1日 19:09)(外来リハビリブログ)
こんにちは!北星病院外来リハビリ班です。
本日のテーマは『もも裏』の固さと腰痛についてです。
もも裏の筋肉はハムストリングスと呼ばれ、複数の筋肉で構成されます。
皆さんも、体育の授業などで運動前の体操で前屈体操をしたかと思います。
その際に伸ばされるもも裏の筋肉がハムストリングスです。
もも裏の固さと腰痛に関しての研究報告はたくさんあります。
ハムストリングスが硬くなると、主に前に屈んだりする際に
腰と骨盤の動きの比率が変化し、腰がたくさん動いてしまうことで
腰にストレスがかかってしまうと言われています。(McGill 1997)
今回はもも裏の固さをチェックして腰痛を予防していきましょう。
まず初めに、ご自分の身体をチェックしてみましょう!
下記の写真のように腰を曲げすぎないで前屈できるでしょうか?
腰がたくさん曲がってしまう人は要注意です!
柔軟性改善のために、おすすめのストレッチを紹介いたしますので
ご自宅で試してみて下さい。
1つ目です。
次のストレッチは10秒×5回を朝、晩で実施することで柔軟性が向上したと報告されています。
引用文献
①岡田 体幹前屈動作時の脊柱運動とハムストリングの柔軟性の関連性 理学療法の臨床と研究 第 29 号 2020 年
②中尾 ジャックナイフストレッチングの即時効果 −脊柱屈曲可動域およびハムストリングスの弾性率に着目して− 札幌保健科学雑誌 第8号 13-20(2019)
③McGill SM.: The biomechanics of low back injury: implications on current practice in industry and the clinic. J Biomechanics 30: 465-475, 1997