腰痛とお尻の筋肉の関係 〜お尻をきたえて腰痛を改善しよう!〜

(2021年5月 7日 14:03)(外来リハビリブログ)

こんにちは!
北星病院外来リハビリ班です。
本日のテーマは腰痛とお尻の筋肉の関係です。

結論から申し上げると
慢性的に腰痛がある人はお尻の筋肉が萎縮(いしゅく:痩せてしまうこと)
していると言われています。(Amy H. Amabile 2017)

お尻の筋肉が萎縮してしまうことで特に重いものを持ったりする際に影響がでます。
重いものを持ちはじめの最初はお尻の筋肉が働き、後半に背中の筋肉が働くと言われています。(Leinonen 2000)
また、背中の筋肉が疲労してくるとお尻の筋肉が代わりに沢山働くことも報告されています。(Clark BC 2003)
なのでお尻の筋肉が萎縮し弱くなってしまうことで背中の筋肉を補助することができなくなり
腰痛の原因になる可能性があります。

腰痛の予防のためにお尻の筋肉を鍛えてみましょう!
以下に簡単な運動を紹介させていただきます。

ブリッジ運動
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簡単にできた人は片脚でのブリッジ運動を行ってみてください!
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引用文献
①Amy H. Amabile Atrophy of gluteus maximus among women with a history of chronic low back pain PLoS ONE 12(7):2017
②Leinonen V, et al. Back and hip extensor activities during trunk flexion/extension: effects of low back pain and rehabilitation. Arch Phys Med Rehabil. 2000 .
③Clark BC, et al. Derecruitment of the lumbar musculature with fatiguing trunk extension exercise. Spine . 2003
北海道千歳市リハビリ病院 外来リハビリ班、朝練で知識・技術向上中 R3.No.5. 〜オスグッド病〜

(2021年5月 7日 14:00)(外来リハビリブログ)

こんにちは!
北星病院外来リハビリ班です。

朝練です。
今日のテーマは成長期に見られる
『オスグッド病』です。

子供の頃に身長が急激に伸びて膝が痛くなった人などは聞いたことがあるかもしれません。

どんな疾病かというと…
脛骨(スネの骨)の脛骨粗面(けいこつそめん)という場所が
筋肉に引っ張られることで痛みや腫れなどの症状が出るものです。
(画像を参考ください)
20210507外来6.jpeg
一般的には10~15歳くらいの成長期の子供に起こります。

受診時の流れとしては医師の問診やレントゲンなどの画像診断後に
必要であればリハビリの処方がでます。
リハビリでは痛みを感じる場所に負担が集中しないように
実際に痛みが出る動作のチェックを行い、動作の指導や
ストレッチの指導、今後の自己管理の方法などを提案させていただきます。

基本的に自己管理が重要になってきます。
例として自宅でのストレッチを紹介いたします。
予防としても膝の大腿四頭筋と言われる前側の筋肉の柔軟性は必要となってきます。(中瀬)
20210507外来5.jpeg


引用文献
中瀬順介 超音波検査を用いたオスグッド・シュラッター病危険因子の検討
訪問リハビリブログ① 

(2021年5月 7日 13:10)(訪問リハビリブログ)

こんにちは!北星病院 訪問リハビリの鈴木です!訪問リハビリでも定期的にブログを通して皆様に役立つ情報を発信していきたいと考えています。
まずは、訪問リハビリをご存じない方もいるかと思いますので、簡単にご説明させていただきます。
 
訪問リハビリとは!
リハビリスタッフ(理学療法士、作業療法士)がご自宅へ訪問し利用者様のお身体に合わせた計画を立て、40~60分のリハビリを行います。リハビリを受けるためには介護認定が必要となります。また、訪問リハビリ開始の際には当院への受診が必要となります。
 
訪問リハビリの内容
ストレッチ・筋力訓練などを行い疼痛緩和や筋力向上を図ります
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階段練習、歩行練習、必要に応じて屋外でも練習していきます
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立位訓練、バランス訓練、日常生活動作練習(お風呂等身辺動作、家事動作練習)などを行い、生活動作の獲得を目指します
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生活指導やご家族様への介助指導なども実施します。
              
 
訪問リハビリは男女スタッフ合わせて8人が在籍しており、病院や通所リハビリで経験を積んだスタッフがお伺いします。ご興味がある方は0123-29-5035(担当;三上)までご連絡いただけると幸いです。
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では早速ですが、「動かないと認知症になる?」をテーマにしていきたいと思います。
 
以前から、不活動により体重増加が進行すると肥満や高血圧、糖尿病になりやすく、更に認知症発症リスクを高めてしまうと言われています。 Barnes¹)による研究からも、アルツハイマー型認知症の危険因子を調査したところ、不活動がアルツハイマー病発症リスクの第1位とされています(表1)。
 
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こういった事から、近年認知症高齢者に対する運動の大切さが注目されています
研究からみる認知症に対する運動療法の効果に関する文献をいくつかまとめましたので、ご紹介します。
 
 
①認知症予防について(Larson等、2006年)
 地域高齢者に対して少なくとも15分以上の運動(散歩や筋力トレーニング柔軟体操など)を週に何回実施しているか調査して平均6年間の認知症発症との関連を調べた。結果週3回以上運動をする人は週3回未満の人と比較し認知症発症リスクが38%低下した。
②認知症高齢者に対する運動療法の効果について(Hauer等、2012年)
 認知症高齢者に対して、週2回レジスタンストレーニング(筋肉に抵抗負荷をかけて行う運動の総称)に加えて歩行・起立等生活動作練習を3ヶ月実施したところ、記憶力・注意機能の維持、筋力及び生活動作に改善が見られた。
 
上記の研究結果以外にも週2回程度の運動でも認知症予防や生活動作の改善がみられたという報告があります。
 
北星病院でも認知症高齢者に対する運動療法を実施していますので訪問リハビリや通所リハビリで実践してみてはいかがでしょうか。ご希望の方がいましたら、お気軽にご相談ください。
 
以上訪問リハビリ鈴木でした。

参考文献
1)Barnes DE ,Yaffe k : The project effect of risk factor reduction on Alzheimer disease prevalence .Lancet Neurol10 819-828 2011
2 )Larson EB,Wang L,Bowen JD ,et al: Excise is associated with reduced risk for incident  person 65 years of age and older . Ann intem Med 144 : 73-81 2006
3)Hauer K SchwenkM Zieschang T et.al: Physical training improves motaor performance.J am Geriatr Soc 60 .8-15,2012

通所リハビリブログ第54号 新職員紹介

(2021年5月 7日 13:02)(通所リハビリブログ)

みなさんこんにちは♡
北星病院通所リハビリのマスコットキャラクター『ホクメロ』です♪
 
春らしいお天気が続いて気分もウキウキわくわく♪
地面からはふきのとうやつくしが生えたり、虫たちが活動を始めたり、暖かくなるのが待ち遠しいですね(^^♪
 
さて、春と言えば出会いの季節!
通所リハビリセンターにもあたらしい仲間が増えたので紹介するわ♪
 
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介護スタッフの“松本 裕也(まつもと ゆうや)”さんです!
松本;「介護福祉士の松本です。以前はグループホームにて利用者様の介護やリハビリを行っていました。趣味は散歩で、緑の多いところをゆっくりと歩くのが好きです。フルマラソンにも参加して完走したこともあります。健康第一、楽しく頑張っていきたいと思いますのでよろしくお願いします!」
 
ホクメロ:「こちらこそよろしくお願いします♪フルマラソン完走なんてすごい!!
センターではそこまで長く走らなくて大丈夫だから安心してね☆」
 
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新しいスタッフも増えて、パワーアップした通所リハビリセンターをこれからもよろしくお願いします♪
 
 
以上、ホクメロでした♪

北海道千歳市リハビリ病院 外来リハビリ班、朝練で知識・技術向上中 R3.No.4.

(2021年4月26日 10:00)(外来リハビリブログ)

こんにちは!
北星病院外来リハビリ班です。

朝練です。
今回のテーマは『胸郭出口症候群(きょうかくでぐちしょうこうぐん)』です。

胸郭出口症候群とは・・・
首と胸周辺を通る神経や血管があります。
その神経や血管が圧迫されたり引っ張られたりしてしまうことで
腕や手に痺れやむくみ、冷たさを感じるなどの症状が出ることがあります。

神経の通り道として
①前斜角筋と中斜角筋(首の筋肉)のあいだ
②鎖骨と第一肋骨とのあいだ
③小胸筋(胸の筋肉)のうしろ
があります。
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アプローチとして種類はいくつかありますが
リハビリで行うアプローチとしては
①・③の場所で起こるような神経の圧迫を改善するために
筋肉の柔軟性を出すためのマッサージや物理療法、姿勢や筋肉の過剰な
緊張を予防するための日常生活指導を行なっています。

当てはまるような症状の方は是非ご相談ください!

参考文献
Chi-ngai Christopher Lo Systematic review: The effectiveness of physicaltreatments on thoracic outlet syndrome in reducingclinical symptoms 2011