(2021年4月19日 17:29)(外来リハビリブログ)
こんにちは!北星病院外来リハビリ班です。
本日も朝練頑張りました。
今回のテーマは『肘部管症候群(ちゅうぶかんしょうこうぐん)』です。
聴き慣れない方もいるかと思いますが
肘(ひじ)のうち側をぶつけた時にビリっとしたものを
感じたことがある人は多いのではないでしょうか?
その部分には尺骨(しゃっこつ)神経があります。
尺骨神経の通り道を肘部管といいます。
尺骨神経は主に肘の内側から薬指の一部、小指までを支配しています。
肘の曲げ伸ばしの多い職業やスポーツなどで繰り返し肘の内側に
負担が増加することで尺骨神経が圧迫や牽引されることで慢性的に症状が出ることがあります。
数年前にも野球選手でオフシーズンに肘部管症候群で手術したニュースもありました。
肘部管症候群での症状としては主に
・肘のうち側から小指、薬指の一部分の痺れ
・手の筋肉が痩せる
・指の変形
などがあります。
治療としては
服薬、肘を一時的に固定し安静にすること、手術などがあります。
リハビリでの関わりとしては肘の曲げ伸ばしでの負荷がかからないように
動作の指導、装具の作成での良姿勢の保持、筋力が低下したことでできなくなった
日常生活動作の練習、筋力訓練などを行います。
気になる症状がある方は是非ご相談ください。
次回も頑張ります!
参考文献
肘関節機能障害理学療法ガイドライン(肘部管症候群)