(2020年11月 9日 16:51)(外来リハビリブログ)
こんにちは!北星病院外来リハビリ班です。
本日のテーマは変形性膝関節症への足底板(インソール)処方です。
変形性膝関節症の方へ、痛みや歩行の改善の為にインソールを処方することがあります。
インソール処方の目的は足のアーチ(土踏まずの形など)をしっかり保持させることで
足の機能を発揮させ、全身のパフォーマンスを改善する事です。
試しに入れて直ぐに購入して頂くのではなく
実際に色々な評価をして納得をして頂いた上で購入して頂きます。
実際の評価としては以下の様なものになります。
足の崩れがある場合、全身に影響が出るために、肩関節や首の関節の
動きが悪くなることが多くあります。
そのため、足の崩れから、全身への影響があるかないかを判断する為に
①足が地面に接地している状態で四肢を動かし、足の影響を評価します。
②足が地面についていない状態で四肢を動かして評価します。
②の足が地面に着かない状態で動かしやすくなれば足の影響が考えられます。
その他にも患者様の靴にインソールを入れて数分歩いて、
歩きやすさや痛みがどうなるかも考慮して考えていきます。
インソールは特に靴を履いてたくさん歩く方に適応となりますが
自宅にいる時間が長い方には同じ機能を持ったソックスも処方します。
当院職員も多数愛用しているインソールです。
気になる方は是非ご相談下さい。