(2020年10月12日 09:59)(外来リハビリブログ)
こんにちは!北星病院外来リハビリ班です。
すっかり秋になり
色々なところで紅葉シーズンが
始まりましたね。
患者様の中にも紅葉を見に行って沢山
歩かれたと話される方も少なくありません。
その中で歩く時に痛くないけど
関節の音がなるけど大丈夫かな?
と質問を受ける事があります。
確かに音がなると何か関節に負担が
かかったり異常があるのかな?と不安に
なるかと思います。
音が鳴る現象のことをクラッキングと言います。
なぜ音がなるか?という所は今のところ
関節の中の気泡(泡みたいなもの)が割れる説
関節が広がった時に気泡が生まれる説
など色々ありハッキリと原因が確定しているわけでは無いようです。
結論としてはたまに音が鳴るくらいでは
痛みを伴わないような場合は大きな問題ではないようです。
しかし!
膝に関しては頻繁に音が鳴る人の方が
将来、変形性膝関節症になるリスクが音が鳴らない人より数倍高くなるという報告があります。
なので膝の音が頻繁に鳴るという方は
少しでも膝をいたわって頂いて
筋力を付けたり、体重が気になる方は減量等していくことが必要ではないかと思います。
私たちが予防としてお力になれることもありますので気軽にご相談下さい。
参考文献
① Grace H Lo et al. Subjective Crepitus as a Risk Factor for Incident Symptomatic Knee Osteoarthritis: Data From the Osteoarthritis Initiative. Arthritis Care Res (Hoboken). 2018 Jan.
② Gregory N. Kawchuk, Jerome Fryer, Jacob L. Jaremko, Hongbo Zeng, Lindsay Rowe, Richard Thompson. Real-Time Visualization of Joint Cavitation