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膝の痛みでお困りの方へ

Coolief(クーリーフ)を用いた末梢神経ラジオ波焼灼治療のご案内
変形性膝関節症(膝OA)とは?
加齢や長年の負担により膝の軟骨がすり減ることで、膝に痛みや腫れが生じる病気です。
  • 立ち上がるときに膝が痛む
  • 階段や段差の昇り降りがつらい
  • 膝が腫れている、曲げ伸ばしで痛みがある
このような症状がある場合、変形性膝関節症の可能性があります。

Coolief(クーリーフ)とは?

Coolief(クーリーフ)は、膝の痛みを伝える感覚神経にラジオ波(高周波)を流して部分的に焼灼し、痛みの伝達を抑制する新しい治療法です。

2022年に厚生労働省で医療機器として承認され、2023年6月から保険診療の対象となりました。

海外の臨床試験では、治療から6か月後に約74.1%の患者で痛みが半減し、効果は平均で約2年間持続すると報告されています。

 

超音波エコー下で行う、日本で唯一の変形性膝関節症に伴う疼痛治療を適応とした冷却機能付高周波システム ※2022年9月現在

Coolief疼痛管理用高周波システムは、超音波エコー下で左図の3つの膝神経をターゲットに、変形性膝関節症に伴う疼痛治療を行います。

※診断用神経ブロックも同様のターゲットに対して行います。

coolief_img04.png

 

このような方におすすめです
  • 強い膝の痛みが続いている
  • 注射や内服だけでは改善が得られなかった
  • 手術は避けたいが痛みを和らげたい
  • 高齢や持病のため人工関節手術が難しい

 

coolief_img04.png

 

治療の特徴
  • 保存療法と手術の中間の選択肢
  • 入院は1泊2日で短期間
  • 局所麻酔で実施、身体への負担が少ない
  • 効果が長期間持続する可能性がある

 

治療の流れ
1. 外来受診(診察)

事前に3回受診していただきます。

  1. 診察
  2. MRI・ブロック注射(テスト)
  3. 入院前検査

2. 入院・治療(1泊2日)

クーリーフ治療を実施します。治療自体は短時間で終了します。

3.  退院(翌日)

状況に応じて外来でのリハビリや経過観察を行います。

 

安全性について
  • 稀に血腫や軽いやけどが起こることがありますが、重篤な合併症は報告されていません。
  • ペースメーカーを使用している方や人工関節が入っている方は、治療が受けられない場合があります。
  • 治療後数時間〜数日は一時的に痛みが強まることがあります。

費用について
  • 健康保険が適用されます。
  • 1割負担:約25,000円程度(高額療養費制度未適用の場合)
  • 高額療養費制度や医療保険給付金の対象になる場合があります。

よくあるご質問(FAQ)

Q. 治療後すぐに歩けますか?

A. 治療後は経過観察のために1泊2日の入院となります。入院中に体調を確認し、特に問題がなければ翌日に歩いてご帰宅いただけます。

 

Q. 翌日から仕事はできますか?

A. 可能です。ただし、治療後に一時的な痛みが出る場合がありますので、無理のない範囲でお願いします。

 

Q. ペースメーカーがありますが、治療できますか?

A. ペースメーカーや人工関節がある場合は施術できないことがあります。必ず事前にご相談ください。

 

担当医
鈴木 慶亮 医師
  • 日本整形外科学会認定 整形外科専門医
  • 日本人工関節学会認定医
  • 日本整形外科学会認定スポーツ医/リウマチ医/運動器リハビリテーション医
  • 日本リハビリテーション医学会 認定臨床医
  • 日本抗加齢医学会 専門医

外来診療日

月曜(午後)、火曜(午前)、木曜(午後)

 

北星病院 外来受付
  • 受付時間:月~土 9:00~11:30
  • 診療時間:月~土 9:00~12:00
  • 住所:北海道千歳市清流5丁目1番1号
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